第十章 イーヴァルディの勇者
第一話 少女の名前
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離した士郎は、沈鬱な空気が満ちる部屋の雰囲気を散らすように何処か笑みを含んだ声を上げる。テーブルを囲む全員の視線を受けながら、士郎は組んだ腕を解くと目の前に置かれたティーカップに手を伸ばす。カチャリと音を立て、ティーカップを持ち上げた士郎は、顔を上げぐるりとテーブルを囲む全員に視線を向けると、
「直接本人から聞くものだ」
ふっ、と口の端を曲げ、カップに口を付けた。
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