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ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
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アーシア達の方へと息を切らして四つ足で走って来た。
「そのっ、子達を・・・はぁ、はぁ・・・連れて行くのは、はぁはぁ・・・ちょっと待って!! ふぅ・・・僕の名前はライト。僕に会いたいって言ってたのは君たちでしょ?」
「ラ、ライトって・・・えっ!? 本当にライトさんなのですかっ!!?」
「こ、ここで嘘ついてどうなるのさ・・・っと言う事でガードマンさん、この子達は連れていかなくて良いです。 さてと、とにかくココでは話しづらいからー・・・フリールームでいいかな、付いて来て。ムウマとマイナンの君たちもね」
 そう言うとライトは歩き始めたので、その後ろを三人は付いて行く。エントランスを抜けて、中央棟に行く為の連絡通路を通って中央棟へと入った。こちらはこちらでエントランスとは違う趣を放っていた。
 天窓から太陽の光が降り注ぐのは変わらないが、一階はまるで公園をそのまま中に持って来たような感じになっていて、床も短くて綺麗に草が手入れされていた。
 ちなみに、二階・三階・四階・五階とあり、真ん中に生えている大きな木を囲んでドーム型になっており、同じく囲うように透明な螺旋階段の手すり付きが備え付けてあり、床の点字ブロックも透明で作られ、木を見れなくなるのを防止して作られていた。
「す、凄い・・・ドームの中ってこんな感じになってたのねー・・・」
「いつ見てもココは僕も凄いと思うよ。何か考える時もここがもってこいだしね。さっ、空いてるフリールームを探さなきゃね・・・116号室が多分空いてると思うんだよね。あまり使われてるの見た事ないし」
「いま思い出したけど、116号室って・・・予約や使用許可書を取らないと使えないと私の友達から聞いたのですが?」
「あれっ、そうだったけ?まぁ、良いや、後で誤っとくよ。 さっ、入って」
「「「失礼します」」」
 ライトに案内されて中に入ると、至って普通の畳張りの部屋だった。ローテーブルがあって座布団があってエアコンがあるだけの。でも普通と違うと言ったら、ウォータークーラーが入ってすぐのところにどーんっと置いてあることだった。
「ふぅ、さてまずは導かれし者のマークがあるかどうか確かめさせてもらうよ。えーと、多分リストバンドにちょうど隠れてるはずだよね? あと、三人とも座って。僕だけ座ってるのも嫌だと思うし、外すのに座らないと外しにくいでしょ」
「あっ、はい。・・・・・・あれっ・・・うぅんっ・・・取れない・・・」
「アーシア、外してあげようか?」
「お、お願いします・・・///」
 着いていない反対の手で外そうとアーシアは手を動かしてみるが全く外れなく、四苦八苦してるとモルクから助け舟。
「えーと・・・よし、取れた。一応ぼくが持ってるね」
「お願いします。このマークはやはり、元人間だった者に付くマークだったのですね」
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