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蘇生してチート手に入れたのに執事になりました
え、豪邸ですか?in住宅街
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度目だ。メイドはリムジンから腕だけ突き出して、俺に撃ってきた。距離は数十メートルもあるが、発射された三発・・・え、三発?の銃弾は・・・・・あ、また発砲。結局銃に入ってた六発全部撃った・・・・一直線に俺の方に・・・・・
「いや待って〜!」
銃弾は的確に俺の額に飛んできた。あの銃も消音機ついてんのか畜生銃声がしねぇ・・・どうしよう。六発同時キャッチなんて、時間と指が足りないし、いや別に受けても大丈夫だとは思うけど、でもさすがに痛そうだしどうしよう・・・。
「ああもう!」
ヤケクソになって跳んできた銃弾を人差し指で弾いてみる。すると銃弾は、ズキューン、と音を鳴らして残り五発をはじきとばして、メイドの持っていた拳銃に当たった。
「・・・・・!?」
ビックリしたようなメイドは、すぐさまその銃をはなし、そこで銃が落ちる。明は驚いて、声が出ない。で、俺は・・・・、
・・・・・驚いて声がでなかった。

 宏助のしでかしたことを見て、ただものじゃないと、メイドが気づき、その後明がメイドに事情説明。そのメイドは麗、というらしく明の能力についても知っていたし、なによりその場で見てしまったため、俺のことも案外簡単に受け入れてくれた。俺のことを聞いてから、その麗というメイドは、「うーん・・・・やっぱりそうね?適任よね・・・?でも・・・?」とか挙動不振で意味不明にブツブツ呟いていたが、俺と明がいることを思い出し、慌てて、「さ、どうぞお乗りください。宏助・・・・さんでしたっけ?何か不都合なければ、こちらでおもてなし致しますが。」
と、言い出した。買い物の途中だったし、お腹も減っていたが、明ともう少し一緒にいられるのはうれしいし、何より麗がひたすら威圧感のある目で、『来い』と俺に訴えていたからだ。
俺は人生ではじめてリムジンというものに乗った。運転手と助手席のほかに、中が円形のソファー、机、ちょっとしゃれた灰皿など、時々テレビで見るものとほぼ同じだった。俺が円形のソファーの奥に座ると、彼女はその向かい側に座る。俺がキョロキョロ周りを見ているのを、見て、クスリと笑い、俺もつられて笑顔になる。そんな様子を麗が見てニヤニヤしていたのはあくまで無視した。
 車内では俺の事情説明タイムがはじまる。この自分の能力を誰かに打ち明けるのははじめてのことだったが、なかなかに気持ちの良いものだった。
自分の事情を知る人が聞くのだし、明なんかは自分を助けてくれた、と何度もお礼を言ってくれる。
そんな人の良い彼女だったが、しかし、自分はやはり人外の化け物だし、明は人間だ。どんなに不思議な能力を持っていても彼女が人間なのは事実。
だから、俺と彼女という直線が交わることは決して無い。俺は彼女と交わってはいけない直線。異常な直線なのだ。
俺はつまり、今日という時間を大切に出来るだけ今、
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