暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第44話 シリカの受難
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にされてしまった。逆さまに釣り上げられてしまったから、シリカのスカートが捲れてしまったのだ。

「ちょっ! やめっ!! りゅっ! きりっ! みないでッ! 見ないで助けてっ!!」

 その事態にシリカは益々、パニックになった。捲れてしまったスカートの事を理解したから。
 そして、男性陣はと言うと。

「………まぁ 流石に、見ずに攻撃する、捕らえるのは至難だ」
「あ……ああ、たしかにそれは無理かな……」

 リュウキとキリトそう言っていた。キリトは手で顔を覆い流石に見ないようにしていて、リュウキも今回ばかりはキリトの様にしていた。

 その2人の反応が面白かったのか? そして、慌てるシリカの事が面白かったのか? 巨大花は吊り上げたシリカを振り子の様に振り回して遊んでいた。

 遊ばれている! と言う事に気がついたのか、シリカは かっ! と目を見開いた。凄く気持ち悪いけれど、必死に我慢し、

「こっ! このっ!! いい加減にっっしろっっ!!!」

 シリカは、片手でスカートを抑えていたが、それを離し 脚に纏わりついている蔦を叩き斬ると重力にものを言わせ、弱点の部分に向かって短剣を突きたてた!

 ドスッ と言う鈍い音を響かせる。それは、急所に当たる一撃だ。そして、このモンスターは二人が言うとおり、この層で一番の雑魚。シリカの一撃で消滅していった。
 
 無事、着地できたシリカは頬を赤く染めながら。

「……見ました?」

 2人にそう聞く。
 あの視点的には、まあ まず間違いなく目に入るのだが。

「……見てない」

 キリトは直ぐに手で目を覆う。

「……ノーコメント」

 リュウキはそっぽ向いた。
 どうやら、2人とも 凄く恥かしいみたいだ。

「む〜〜………」

 シリカは、そんなリュウキやキリトを見るのも良いかもしれない、と思っていたかもしれない。勿論、こんな状況じゃなければだが。


 その後。

 シリカは、2人のアシストもあり。全く問題なくモンスターたちを倒していった。
そして、レベルも着実に上がる。経験値は、モンスターに与えたダメージの量に比例する。だから、2人のアシストは主にキリトが剣で弾く。そして、リュウキがシリカのHPの回復、そして《視た》敵の性質を教え効率よく狩れる様にアドバイスもしていた。
 だから、時間がかかっても3人で一番経験値がシリカに入るようになってレベルが順調に上がるのだ。

 そしてその先には本当に、気持ち悪いモンスターも多々いた。

 その度に思い出し震え上がりそうになっていたが、我慢も覚えたようで、何とか撃破。最後の方にはパターンを読むにまで至り、1人でも善戦以上を出来るほどになっていた。

 それでも、シリカは鳥肌が
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