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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第43話 其々の想い
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せる言葉は1つしかなかった。
(――ここって……、もしかして、デートスポット???)
そう認識した途端に、シリカは顔を真っ赤にさせた。
(あたしの状況って……これって両手に花……?いや……《花》って言葉じゃなかったような……。)
所謂今の自分の状況は、左右にキリトとリュウキがいる。……シリカは言葉を捜すことよりも今のこの状況を理解してシリカは、思わず慌ててしまっていた。
(ってあたしは何をっ!!)
思わず火照りを誤魔化すように、シリカはすくっ!っと立ち上がると。
「さ……さぁ!フィールドに行きましょう!」
「??」
「う、うん」
キリトは目をぱちくりさせて、シリカを見て頷き。勿論、リュウキもよくわかってないような表情をしていた。いや、この時 キリトもよく判っていないようだろう。
判らないが とりあえず、シリカの両隣へと向かい歩き始めた。
ゲート広場を出ても街のメインストリートも花に埋め尽くされており。その中を並んで進んでいた。この時、シリカは2人に気づかれないようにそっと……2人の顔を見ていた。そして 思い出すのは2人に出会った時の事。
それが、まだ1日もたっていないと言うのが自分でも信じられない。それほどまでに、2人の存在が自分の中で大きくなっているのだ。でも、2人は? 2人はどう思っているのだろうと窺ってみたかった。
だからシリカは、2人の顔を交互に見ていたのだ。
キリトは謎めいている所がある。いや、それを言えばリュウキも同様だろう。
この2人は、似た者同士と言うのが一番しっくりとくる。
いや……、その2人の中でどちらが?と言えば何処と無くリュウキの方が……わからなかったりする。シリカは、自分を助けてくれた理由にもあった、《大切な人》と言うのも気になっていた。
その点、キリトは明確であり、《妹》がいるって言っていた。
その……自分に似ていると言う。
(――……聞いてみたい……なぁ。ふたりのこと………)
シリカは暫く躊躇した後、思い切って口を開いていた。
「あ……あのっ。キリトさん」
先ずは、キリトの方から聞いていた。その順に関しては、理由は特に無かった。
2人のことをもっと知りたいから、シリカは聞いていた。
「妹さんのこと、聞いて良いですか……? 現実の事、聞くのはマナー違反だってわかっているんですけど……その、私に似ているって言う妹さんの事……」
キリトは一瞬顔をしかめたが、直ぐにふぅ……とため息を吐く。
「……仲はあまりよくなかったな……」
ぽつりぽつりと話し始めた。
「妹って言ったけど、本当は従妹なんだ。事情があって、彼女が生まれたときから一緒に育ったから向こうは知らない
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