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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#17 チーグルの森・遭遇
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の守護する人は、確か……女の子の方、ですね。 オレは違いますよ。あー後イオン?」
アルは、説明をした後、思い返した様に、イオンのほうに向きなおした。
「ここからは、絶対ムリをしたらダメだからね? イオンは、元々身体は良くないみたいだし、2人は、協力してくれるみたいだから、ここは オレ達に任せて……ね?」
イオンにそう伝えると、イオンは花開くかの様な笑顔で。
「あ……っ ありがとうございます! アル! それに、ルーク殿もとても優しい方なんですね。ありがとうございます」
そのアルに向けられた満面の笑顔はルークに向けられていて、礼を言っていた。それを訊いたルークはと言うと、固まっていた。イオンが何を言っているのか判らないのか? といった感じで。
「「は?」」
漸く声を上げたかと思えば、ルークだけではなく、ティアもビックリ仰天していた。丁度、2人の横でいたアルは首を傾げていた。
「……え? 2人とも、なんでそこで《?》が出るの? イオンはお礼を言っただけなのにさ……?」
アルがそう訊いた途端、ルークはアルの言葉には答えず、イオンの方を見て慌てていた。
「だ だ 誰が優しいだァ!! んな、アホな事言ってないで大人しく着いてくりゃいいんだよ!!」
と、大騒ぎをしながらそう言っていた。これが所謂ツンデレと言うヤツだ。そのルークのツンデレを訊いたイオンは、更に 感激してしまい、ルークは、またまたテレ騒ぎをするのだった。
「あはは。面白い人なんだね…… ルークって……」
アルは、まだ騒いでいるルークを見ながら、ティアに話しかけた。
「彼、ルークは、正真正銘の箱入りだったらしくてね。……こんな風に、感謝されたり、色々と言ってくれる事、あまり無かったんじゃないかしら?」
「へぇ……箱入りなんだ……? と言う事はルークは貴族の人だったのかぁ……」
ティアの言葉を訊いて、アルは興味津々にルークを見ていた。イオンは目を輝かせながら言っていたから……まだルークは、メチャクチャ照れていた。本当に楽しそうだ。
「さ……さぁ…… 私はあまり、彼の事は詳しくは知らないから………」
「ん??」
ティアは、ルークの事を言った途端に、態度があからさまに変わっていた。アルは、それを見て、大体察した。何か秘密があるのだという事を。
「……話したくなければ、別に構いませんよ。オレは、マルクトの軍人じゃ無いですし、だから、報告したりー、とかはしないので」
その事情に関しては追求しない事を、ティアに伝えた。……別に、ルークの事に興味が無いと言うわけでは無いけれど、それよりも今はする事があるから。
「そう。……助かるわ。(………ありがとう)」
アルの言葉を訊い
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