暁 〜小説投稿サイト〜
Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#17 チーグルの森・遭遇
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の名前はアルっていうんだ。皆よろしく」

 一通り自己紹介とここに来た理由を説明した。ルークとティアも、自己紹介をしてくれた。物凄く息があっていたから、2人は恋人なのかな? と、アルが聞いたら凄い勢いで否定していた。騒がしくなってしまった。……その火種がアル自身だったけれど、騒がしい、と言うより賑やかだったので、楽しそうにしていた。

 そして、話は戻る。

「フーン、だったら オレ達と目的は一緒ってワケか」
「えっ……。 では、御二人も?」

 イオンは少し驚きながら訊き返していた。疑いは晴れたんだし、自分と同じ理由でとは思ってなかったからだ。そして ルークは更に。

「仕方ねぇな。お前らもついてこいや」

 ルークは、イオンとアルの2人と一緒に行く事を提案していた。でも、ティアはルークの提案に真っ向から反対した。

「何を言うのっ! イオン様を危険なところへお連れするなんて、ダメに決まってるでしょ! 直ぐにエンゲーブの村に送っていって差し上げないと。 あなたもそう思うでしょう?」

 ティアは、アルに同意を求めようと思い、アルの方を向いた。ルークは、ティアの言葉を訊いて意外そうに答える。

「えーっ? でもよ、帰したってコイツ、また、のこのことこの森に来るだろ? こんな青白い顔で、今にもぶっ倒れそうなヤツをほっとくわけにもいかねーじゃんか」

 ティアの言葉を返そうと、したアルだったが、その前にルークが言っていた。ルークの言葉を訊いてアルは。

ルーク()は……、ほんと口は悪いけど、……根は、とても優しい感じがする)

 ルークに対する印象、だった。そして アルは笑顔を見せながら。会話を繋げる。

「あはは。そうだよね……。 そもそもイオンは、皆に黙って 1人で ここに来るぐらいだからね。 仮にこのまま村に帰って、って言っても 頑なに拒むと思うよ。真相を明らかにするまで帰らない! って感じでさ?  何より、聖獣のチーグルなんだし。ティアさんが言う事も判るけど、こう言う人なんだイオンって……。オレは イオンとはたった数日程度の付き合いだけど大体理解したよ」

 アルは 最後には苦笑しながら話していた。ティアはアルの言葉を聞いて少し驚いていた。イオンを守って、戦っている姿を見ていたから。

「……たった数日? えっ、貴方は導師守護役(フォン・マスター・ガーディアン)じゃなかったの? あなた、戦いの腕も凄く立つみたいだから、新たに推薦されたのかと……」

 アルは、それを訊いて思い出していた。ティアと出会ったのはエンゲーブの村。村長の家だ。その時ずっと、アルは、イオンに付きっ切りだった。……だから、そう思っても仕方ない事だろう。
 アルはそう思うと、説明を続けた。 

「えっと、そ
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