第98話
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いた女が処理したのも考えにくい。
もしかして、あの猫が?)
麻生は考えるが答えが出る事はなかった。
麻生の隣の病室。
その病室には麦野とフレンダと絹旗が入院していた。
そして、そのお見舞いに滝壺が部屋を訪れていた。
「今日の一件は超おかしな事ばかりでしたね。」
「もう私一生あんな仕事はしたくないって訳。」
「珍しく、フレンダと意見が合ったわ。
今回の怪我と依頼料が割に合ってないわ。」
三人は思う事を愚痴にして話し合う。
その中で滝壺だけが、考えに耽っていた。
(あの怪物が言った言葉、同胞ってどういう意味?)
自分は人間だ、と滝壺は考える。
あの怪物と似ている所など一つもない。
「滝壺、どうかしたの?」
「えっ?・・・・な、何でもないよ。」
フレンダに呼ばれた滝壺は考えを止める。
その滝壺を麦野は見つめていた。
彼女も彼女であの女性の言葉を考えていたのだ。
(この「体晶」の飲むだけで、神の血が作られるね。
まさか・・ね。)
くだらない妄言だ、と麦野は考えを止める。
こうして、大覇星祭のもう一つの事件の幕は閉じるのだった。
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