戦闘校舎のフェニックス
第25話
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られたゲーム。戦闘続行不可能にすればいい。それならやり方は増える。
「確かにそうですわね。それでもあなた方はそれを満たせますの?」
「やらないといけないんだ。やってやるさ」
「そこは随分と具体性に欠けますわね・・・」
まぁ、そうだな。手はあるにはあるがライザーに効くかは試さないと分からない。
「こういった所はイッセーの受け売りだ。アイツの特技は考え無しだからな」
「それは特技と言えますの?」
「それがアイツだからな。目標に向かって突き進むと言えば特技になるんじゃないか」
モノは言いようだ。
「それじゃあ、そろそろ始めましょう。もう十分時間稼ぎには付き合ってあげたんだから」
やっぱり気づいてたか。これ以上は稼げそうもないしそろそろ始めるか。
「その慢心、後悔させてやる」
「やってみなさい」
◇◆◇
ドゴォーン!
ユーベルーナの爆発に木々が消し飛ぶ。
陸上競技場から森の中に戦場を移した。
遮蔽物の何もない、広い競技場だと空中から狙われるだけ。
加速魔法陣を使えば空を跳ぶことが出来るが、飛行とは程遠い直線的な動きのみ。真正面から突っ込むことになる。堂々とそれをやれば迎撃されるのがオチだ。
だから遮蔽物の多い旧校舎を覆う森に移動した。ここなら木に隠れることが出来る。
なら、相手は森ごと一気に吹き飛ばせばいいのだが、そんなことさせるつもりはない。
ユーベルーナが溜めに入るのを見るや俺はアンコールの引き金を引く。
バンッ!
ユーベルーナはすぐさま射線上から逃げ、銃弾を躱す。
体育館の時に防御を抜けたことから防げないとわかっているんだろう。魔弾の方はかなり警戒されている。
まぁ、今撃っているのは魔弾じゃなく普通の銃弾だ。部長に頼んで事前に準備してもらったもの。
防がれる威力ではあるが、それでも抵抗なく命中すればダメージになる威力はある。
俺が銃弾を放ち、ユーベルーナが爆発をする。さっきからこの繰り返しだ。
お互い牽制している。
「いつまでそうしているのかしら?」
「嫌なら勝手に墜ちてくれ」
「あなたが墜ちなさい」
ドゴォーン!
爆破範囲から離脱して、爆発を避ける。
俺が回避行動をとっている時、またしてもユーベルーナは広範囲を吹き飛ばすために魔力を溜めた。
すぐさまアンコールの引き金を引き、銃弾を放つが
「無駄よ」
魔法陣で防がれた。どうやら魔弾じゃないことが気付かれたみたいだ。
俺は続けて、氷柱を放つがそれも魔法陣で防がれ、先ほどよりも大きい爆発が放たれた。
ドゴオォォーン!
加速魔法陣を使ってなんとか離脱できた。
「あなたの狙いはもうわかったわ。あなたは私を足止めしたいだけ。それに、あなた法力の残りが無いのでしょう。だか
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