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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第2話『昇格試験 2』
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な…」








 side高町なのは









 映らなくなった画面を見ながら操作してみるけど何も映る気配がない。


なのは「何かトラブルかなぁ?リイン一応様子を見に行くね」

リイン『はいです。お願いします』

レイジングハート[私もセットアップしますか?]

なのは「そうだね、念のためお願い」

レイジングハート[All rigth]









 sideカズマ・キサラギ









カズマ「ティア!」


 俺とスバルは急いでティアに駆け寄る。


ティア「騒がないで何でもないから…」

スバル「嘘だよ!グキッて音がしたよ!怪我したでしょ!?」

ティア「だから、何でも無い―――つぅ!」


 立ち上がろうとするが痛みで上手く立てないティア。


カズマ「……すまん、ティア。油断してた」

ティア「……あたしの不注意よ。あんたに謝られるとかえってむかつくわ」

カズマ「………」

ティア「走るのは無理そうね。これじゃあ、最終関門は抜けられない」

スバル「ティア…」


 自分の足を見つめながら呟くティア。
 それを見つめるスバルと俺。


ティア「あたしが離れた位置からサポートするわ。そうすればあんた達二人でゴール出来る」

スバル「ティア!」

ティア「うっさい!次の受験の時はあたし一人で受けるつってんのよ!」

スバル「次って……半年後だよ…」

ティア「迷惑な足手まといがいなくなればあたしはその方が気楽なのよ!」


 強がっているけどティアの考えてることが簡単にわかる。
自分が居たら俺たちまで不合格になる、自分のせいで……責任感が強くて仲間思いのティアが思いそうなことだ。


ティア「わかったら、さっさと―――くっ!」


 無理して立ち上がるが痛みで顔が歪んでいる。


スバル「ティアを置いて行くなんて…そんなの嫌だよ!」

ティア「それじゃあ、走れないバックスを抱えて残り少しの時間でどうやってゴールすんのよ!あんたに考えがあるなら言ってみなさいよ!」

スバル「それは………」

カズマ「……一つだけ」

ティア「え?」

カズマ「裏技だけど、一つだけ方法がある」


 俺の言葉にティアとスバルが振り向く。


スバル「裏……技…?」

カズマ「ああ、反則ギリギリ……もしかしたら試験に落ちるかもしれないけど……だけど上手くいけば、三人一緒にゴールできる……はずだ」


 俺も自信があるわけじゃない。
 だがもう、どんなに無茶だろうがそれしか方法はない、それでもスバル
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