それぞれの世界、それぞれの始まり
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戦闘により、怪我をしたはずのキョウスケが検査を終えたのか、上着を着ているところだった。
「アクセルか?」
キョウスケは無傷でアクセルに気づき、アクセルの方を向いた。
「……よく俺にやられて、怪我の一つもないな……」
アクセルはキョウスケがピンピンしている姿を見ながら、そう呟いた。平行世界の自分とはいえ、アクセル自身の自身が無くなりそうであった。
「いや、かすり傷が幾つかあるが、それ以外は別になんともない」
キョウスケはさも当たり前のようにアクセルに言った
「貴様は人間か?」
アクセルは格納庫で全壊までとは言えないまでも、半壊以上で直した方が速いか、一から作り直した方が速いか、五分五分であるアルトアイゼンを見ていたためアクセルは信じられなかった。
「いや、それは……アクセルさんも言えないと思います」
ラトゥーニは飛び降りたら即死クラスの高さから、飛び降り無傷のアクセルを見ているので、どちらかと言えばアクセルの方が人間ではないのではないかと思っていた。
「まぁ、いい……それで、奴は何者だ?……あのソウルゲインを操る、アクセル・アルマーは」
キョウスケはすぐに、アクセル・アルマーについてアクセルに問いただそうとした。
「まぁ、あれについてはラミアに聞いた方がいい、俺はあれが『別の世界』の俺としか、言えん、何故お前を狙っているのかもな……」
アクセルは何故アクセル・アルマーが目の前のキョウスケを狙っているのかがわからなかった。自分の知っている『あちら側』にも『こちら側』でも、キョウスケ・ナンブと言う男を知らなかった。
「そうか……では、シャドウミラーについては?」
「それに関しては皆を集めて言った方がいい、これがな」
アクセルはそう言うと後ろにいる二人に話かけた
「アラド、ラトラト……俺とラミアから話がある……オウカ・ナギサはここで検査を受けてもらう」
いつの間にか、気を失ったオウカをベッドに寝かせた。
「でも、オウカ姉様が」
「姉さんは?」
二人は誰がオウカを検査するか心配しながら、オウカを見ていた。
「安心しろ、今は気を失っているが時期に目が覚めるさ、これがな……心配ならオウカのそばにいろ、後で俺がまた話すがどうする?」
アクセル二人そう言うと二人は
「……俺、アクセルさんの話聞きます」
「私も……」
二人はアクセルの話しを聞こうと思った。アクセルの
「では行くか、これがな」
アクセルはそう言い、ブリーフィングルームへ向かった。ブリーフィングルームにはハガネ、ヒリュウ改のメンバーがいた。そしてアクセルを待っていたのかラミアはアクセルが来るのがわかればすぐにアクセルの元に来た。
「アクセル隊長待ってたり、しなかったりしちゃいます」
ラミアはそう言うとすぐに自分の言ったことに気
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