対する影〜
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とも戦っているのか・・・急ごう。
早貴〜
「・・・別れ道、か」
俺はそう呟く。綺麗に二つ道が別れていて、お互いがどうなってるかは不明だ。
「・・・人数も多いし、別けようか」
「別けて平気なのか?」
「こんな道だと人数多いとつっかえるしな。メンバーは右側が俺と・・・」
「アタシ、行くよ!」
「ここで別れたらここに来た理由もないしね」
「・・・分かった、愛依、ヤミ。一緒に行こう。アスナとジゼル、ユイとソフィが左を頼む」
「お姉ちゃん、気をつけて下さい!」
「ユイちゃんもな。もし行き止まりだったら戻ってもう片方の道を進むって事で」
「・・・わかった」
「・・・あ、念のため・・・アスナ!」
俺は空間からある物を投げる。
「わっ!?こ、これなに?」
「無線機。調整はしてあるからそこのスイッチを押すだけで会話できるからな」
「う、うん」
「ま、無線が届くかは賭けだけど・・・念のため、な。じゃあ、行こうぜ」
メンバーを分けた俺達はそれぞれの道を進む。
「リパル、定期的にサーチ頼むな」
『お任せッス。今のところは反応はなしッス』
「ところで咲。貴方、Aモードを使ったのに平気?」
「え?ああ、やっぱり元の身体だからか闇が馴染んでてよ。少し休んだだけで気だるさはなくなったぜ」
「そう」
「なんだ?心配してくれるのか?」
「当然でしょ。もう私たちは仲間だから。仲間の調子を把握しないと勝てる勝負も勝てないわ」
「おおう、クールだねぇ」
「・・・ねえ、ここってどんな世界なのかな」
愛依が聞いてきたので考える。
「さあな・・・こんなに景色が岩だらけだと、クラディールの一件を思い出すな・・・」
「クラ・・・?」
「ああ、いや。・・・っと、向こう見ろよ。景色が全然違うぞ」
『恐らく、別の世界かと・・・』
「進むしかないとはいえ・・・躊躇いがあるなぁ」
一歩踏み込んだ先は・・・・・・ファンタジーチックな街だった。
「・・・街、か」
「人の気配はしないわね・・・」
「なんか不気味・・・」
『・・・咲さん、生体反応があるッス!』
「ホントか!?」
『ただ、誰なのか何処にいるのかは分からないッス・・・このエリアにいるのは確かなんスが』
「いや、それが分かるだけでもかなり助かる。探してみよう、それを片付ければこのエリアを寝床にする」
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