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まあ、今はそれは置いておこう。

「う、うん。それが?」

 人工島の開発に桐条が関わっていたのは周知の事実。
 そんなものの機密書類がどうしてタルタロスにあるんだ?
 元から学校にあった? ならば学校の敷地内に桐条のラボでもあると言うことか?
 だが、それを回収したのに何のアクションもない。
 不可思議なことだらけだ。

「おかしいと思わないか? 何だってそんなもんがタルタロスにあるんだ?」
「それは……」
「おい! 何を話してるんだ? さっさと行くぞ!」

 真田の声で会話が中断される。

「ああ、分かった」

 総ての真実はいずれ白日の下に晒される。
 であればこの滅びの塔を昇り切った時、日は差すのだろうか?
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