暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
再来〜
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「あ、あの人は・・・!」

「イエモンさん!?そんなバカな!」

たくさんの似たような服を着た集団が道を封鎖していた。

「・・・レプリカ・・・」

ジェイドが呟く。

「なに?」

「彼らはレプリカではないでしょうか。以前、レプリカを軍事転用するために、特定の行動を刷り込むという実験をしていました。彼らの目は、その被験者達によく似ています」

「標的発見。捕捉せよ」

奥から更に数人やってきて・・・ガイが絶句する。

「姉上・・・」

「姉上?ガイ、一体何を・・・」

「どうしてだ・・・どうして姉上がいる!?」

「ガイ!どうしたんだ!?」

「フリングス将軍もいるわ!確かにグランコクマで看取った筈なのに!」

「他にも・・・!彼らはレプリカに違いありませんわ!」

「モース様のご命令だ、殺せ」

「譜術では民間人を巻き込む恐れがあります。出口方向のレプリカだけを始末して、この場を・・・」

「待ってくれ!そこには俺の姉上が・・・マリィ姉さんがいる!」

「レプリカですよ!」

「分かってる!だが・・・!」

「それではモースの思うつぼですよ」

「だったら俺が・・・!」


その時、声が響いた。

「ーーーまさか、ここまで上手くいくなんてね」

「ッ!?」

ガキャン!

ガイが吹き飛ばされ、そこにいたのは・・・

「・・・詠!」

「久し振りね・・・サキ・オスロー!」


「くっ・・・」

「くそ!どうするんだ!」

「・・・私が、やるわ」

そう言うとティアは息を大きく吸う。

「ーーーーー♪」

「譜歌!?くっ・・・眠、気が・・・」

詠い終わるとティアが倒れる。

「ティア!」

「こんなに大勢を眠らせたことはないの。効果は長く続かないと思う。早くここを離れましょう!」

「あ、ああ・・・」

「逃が・・・さないわよ・・・!神託の盾兵!」

詠が叫ぶと兵士がやって来る。

「不味い・・・これ以上は・・・」

「伏せろ!」

『っ!?』


『アサルト!ルナ!マキシマムドライブ!』

「トリガーアサルトバースト!」

ダダダダン!!

「ジャスミン、カートリッジロード!」

シャキイン!

「操影術!行ってください!」

ズガガガン!

「え・・・と、知也!?撫子に黒羽まで・・・!」

「話しはアリエッタが手紙で教えてくれた!」

「そこからは私の影で超特急で駆けつけました」

「ここは任せて早く行ってこい!」

「・・・頼むぞ!」

俺達はアルビオールに駆け込む。・・・イオン、無事でいてくれよ・・・!
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