暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
再来〜
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れが一番簡単なエサよ。あなたが望むフェレス島復活のためには必要なの。わかるわね?」

「・・・ルーク!イオン様はアニスがここの教会にありセフィロトへ連れていった!」

「アニスが!?」

『裏切ったってことッスか!?』

「アリエッタ!裏切るの!?」

「ヴァン総長は、イオン様を殺さないって言ってたもん!裏切ったのはリグレットたちだよ!」

「ルーク!隠し通路へ行きましょう。確かにアニスの様子はおかしかった」

「わかった。アリエッタ、ありがとう!」

「ジゼル・・・アリエッタ・・・」

「サキ・・・イオン様を、イオン様を助けて・・・!」

「・・・ああ!」

俺達は再び急いで転送陣に向う。そして・・・

「待て!」

「ルーク!」

モース達を見つける。

「どうしてここにモースがいるんだ!それにアニス、これは一体どういうことなんだ?」

「・・・それは・・・」

「ぬぅ・・・リグレットめ。こんなガキ共すら足止めできんとは!・・・アニス!ここは任せたぞ!裏切ればオリバーたちのことはわかっているな?」

そう言ってモースは去っていく。オリバーさんって・・・アニスの父親じゃあ・・・

「おい、アニス!オリバーさん達がどうしたって言うんだ?」

ガイが聞くが・・・アニスは叫んだ。

「うるさいな!私は、元々モース様にイオン様のことを連絡するのが仕事なの!」

アニスはぬいぐるみをガイに投げつけ、逃げ出す。

「待ちなさい!」

すぐに転送して追いかけようとするが・・・

「駄目ですね。反応しません」


「他に道はないのか?」

俺が言った時・・・ガイがぬいぐるみから何かを見つけた。

「おい、これを見てくれ」


「手紙を持ってるな・・・“ザレッホ火山の噴火口からセフィロトへ繋がる道あり。ごめんなさい”」


「アニスからですわね。・・・それにしても、モースの口振りだと、まさかご両親を人質に取られているのでは」

「そのようですね。まあ、元々モースの回し(スパイ)だったのでしょうが」

「だけど行くしかない。ザレッホ火山に急ごう」

俺達はそのままアルビオールに移動する。

「アリエッタ達がいなくなってたな・・・」

「教官も・・・」

「相討ちでも死体は残りますからね」

「大佐!アリエッタは敵とはいえ、助けてくれましたし、リグレットはティアの教官で、何よりサキの家族なのですよ。もう少し言葉を選びなさい」

「これは失礼」

「いいよ、ナタリア。・・・もう慣れた」

付き合いが長くなると、わりとジェイドの発言にイラつきはないものだ。街を出ようとするが・・・

「な、なんだあれ!?」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ