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どっかの分隊長
安息とはいったい何か
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、こうして彼をみると随分と子供みたいだ。…俺がマセガキなだけかもしれんが。

「そういやお前さん、何歳じゃ?」

ふいに後ろを向き、質問してくるピクシス。

「正確には分からないが、10代だったと思うが?」
「……若いのぉ。」
「そうか?まぁ、分隊長としては一応最年少だが、一般兵で俺より下の歳のやつも少なからずいるぞ。」

確か、孤児とかで一桁の奴がいたと聞いた。そのときは、「そうか。」で終わったが、今思い出せば、その若さに驚嘆する。

「…人の死は、重いじゃろう。」

おごそかに、ぽつり、と呟くピクシス。

「その若さで死を背負うのは、辛いじゃろ。逃げようとは思わんのか?」
「若さは関係ない…が、まぁ、重いな。だが、だからといって、それをほっぽいて軽くなるくらいなら、重いほうが数段マシだ。」

正直、逃げるに逃げられない立場なのだが。

「……くっくっく、強いな。」

良い笑顔で笑われる。ねーよ、なんて野暮な事は言わない。言えない。

ガシッッ!!!

「!?」

司令官に、頭をがっしり持たれた。……………why!?

「…何をやっているんだ?」

目元より大分下にある黒髪が、ピクしスの手によりガバッと上に持ち上げられる。

「…お前さん……こうして見ると、本当に幼いのぉ。」

あ、それ昔も誰かに言われた気がする。いわゆるギャップが凄いとか、何とか。あぁそうだ。『何か、別人に見えるなぁ〜。』と、言われたっけか。

「それで、何で急に…。」
「いや、なに。ちょっとした確認だ。」
「??」

ちょっと、分からない。

「ま、気にするな。大した事じゃないからの。」
「ふーん…?」

いぶかしげに睨むが、彼は飄々と口笛を吹いていた。いったい、コイツは何歳だよ…。
さっきの言葉を少し訂正しよう。俺がマセガキってより、ピクシスが子供っぽいだけだ。

「〜〜〜〜〜♪」
「………はぁ。」

腹の底の暗い部分を疑うのすら、馬鹿らしくなってくる。これで仕事中はカリスマがあるんだから、世の中不思議だ。

「〜〜〜っっ♪」

上手くもなく下手でもない口笛を聞き流しながら、たらたらと歩く、男二人。我ながら、嫌な構図である。ぺトラがいたならば、まだ花があっただろうにと思ったが、あの状態でここにつれてくるのは忍びない。
あ、今音程間違えた。

「……。」

…ま、軽口たたいて酒飲んで、風に当たって黙って歩いて、、、
たまにはこんな日も、悪くは無いと思うのは認めよう。


「ピクしス司令官殿っっっ!!!!!!」

なんて感傷に浸っていたら、憲兵団の制服を着た綺麗な女性が大声を上げてこちらに走ってきた。
あー……何か嫌な物凄く予感。
彼女は、すぐさま
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