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どっかの分隊長
安息とはいったい何か
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おい。こんな飲んだ暮れがそんな訳無いじゃろうに。相変わらず面白い事言ってくれる若造だ。」
「褒め言葉としてもらっておく。はい、ウィスキー。」
「うむ。」

……友人て。隊長と司令官が友人て。え、分からん。わて、少々、状況が理解できん。

混乱に混乱して、杯に入ってる液体が波を打つ。

……どうしてこうなった。

「おいおい、坊主。良く分からねーが、久しぶりの再開だろうじゃないか。閉店は待ってやるから、友人と水入らずで話してこいよ。」
「あ、あぁ。」

え、司令官と二人だなんて気まずい事この上ないのだが。店主、頼むから一緒に話してくれ………。しかし、俺の切実な願いも虚しく、店主は屋台の奥に引っ込んで料理をし始めてしまった。

「ほっほっほ。よし、友よ。一緒に飲むじゃろう?」

「ほれ。合わせろ合わせろ。」と司令官が小声でで言う。ここは屋台だから、いくら奥に引っ込んだといえど、店主に聞かれる可能性もあるからだろうが…。

「そ、そうですね……そうだな!友!」

敬語を使って話したら、司令官につねられた。なにこれ、司令官にため口って……。凄くやりにくい。

「いやはや、こんな所にいるとはなぁ、友よ。」
「あ、あぁ、そうだな…。」
「うむ。これも良い機会じゃ。一緒に飲もうじゃないか。」

帰りたい。無性に帰りたい。そんな気持ちを察しながらも返してくれない司令官に泣きそうになりながらも、酒をちびる。…………水だった。悲しい。

「ん?どうした、そんな苦々しい顔して。なんじゃ、失恋でもしたのか?ん?ん?」

うぜぇ。

「………なんでもない。それより、どうして司令……ピクしスさんはここに?」
「なんじゃ、昔のようにピクシスとは呼んでくれんのか。」

……マジか。

「……そうだったな、ピクしス。久しぶりで、忘れていたよ…。」
「お前は相変わらずじゃのう。そんで、何でここにいるか、じゃったか。いや、なに。久しぶりに飲みたくなっての。たまには、おぬしもそうゆう気分の時もあるじゃろう?」

そういえば今日火葬した時に、ピクしス司令官もいたような……。

………………。

「…ま、そんな時もあるか。」
「うむ、まぁの。ところで、最近はどうだ?」
「最近って…………。何をだ?」
「アレじゃよ、アレ。」

そう言って、ニヤニヤしながら小指(恋人的意味)を見せてくる。

…え、なに……どうゆうこと…?…あ。あぁ、あれか?

まだ小指(物理)は残ってるかと?

いや、まぁあるっちゃあるけど。確かに戦場で指が無くなってる人もいるにはいるが、だからといって、今このタイミングで聞くべき話題か…?しかも、何故そんな微妙な部位を具体的に…。

「ま、まぁ。」
「………ほぅ。」

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