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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
10 論功行賞
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誰かとしているのだろう……あれ?
なんかそれはもやもやするぞ。
ごほん。
「ぶっちゃけましょう。
アクエリアス殿及び、リヒトフロス王国のナーナ様としましたか?」
「ぶっ!」
「ぶ、無礼な!!」
トリスタン陛下吹き出し、ケインが激怒するが、私の顔は変わらない。
何しろ王族は色恋沙汰すら政治問題化する。
「ここから政治的な話になります。
ナーナ様を妃に迎えた場合、同君連合形式でリヒトフロス王国の支援が期待できます」
同君連合は、複数の君主国の君主が同一人物である状態・体制の事で、持ち株会社みたいなものを作って、その下にゼノビアとリヒトフロスを入れるという感じが分かりやすいかもしれない。
これ現状ではかなり大きかったりする。
神聖ゼテギネア帝国相手に、烏合の衆である新生ゼノビア王国はまだまだ弱いのだ。
リヒトフロス王国も現状は独立しているが、かつてはゼノビアの属国の立場。
神聖ゼテギネア帝国が属国を求めなかったのは、求める価値がなかったからだろう。
ところが、今の新生ゼノビア王国は正当性の保障がトリスタン陛下しかない。
もし、ナーナとやっていて、子供ができていたならば、その子は王位継承者である。
これは、幸せな結婚生活ではなかったらしいトリスタン陛下のフラグ折りでもある。
「……」
「……」
「お二人とも、こっち向いてください」
黙って顔をそらして何の解決になると?
それ、白状しているようなものですよ。
あ!?
「つかぬ事をお尋ねしますが、ナーナ様が子持ちで即位した場合、その子の父親の事どうするおつもりか考えているので?」
まてや二人。
互いに顔合わせて『あ!』なんて表情するんじゃねえ!!!
私の予想外の質問にうろたえた陛下があっさりとボロを出した。
「ナニーニアが……」
「正式な名前を呼び合う仲だったと」
「……」
完全に撃沈されたトリスタン陛下にケインがあきらめた表情で口を割る。
まぁ、陛下とケインが腐った関係でない事をよしとしよう。うん。
「陛下の寝室とナーナ様の寝室はご一緒だった。
分かれてからは、アクエリアスがその場所を暖めている。
子供についてはできないように気をつけていた。
…………多分」
私は盛大にため息をつく。
正室確定。側室一人確保。
さすが国王陛下。
これ、ラウニィーが嫁いだら壮絶な修羅場勃発だろうなぁ。
案外、これが理由で陛下は老けたのではなかろうか?
あ!?
「私が知っているナーナ様でしたら、陛下のご即位を知ってどうお動きになられるか?」
多分、身一つで来るのがベスト。
最悪は、軍を率いて応援に来る。
そして、その可能性
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