暁 〜小説投稿サイト〜
【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
10 論功行賞
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
 デネブ  (ういっち)           500

   侯爵    ギルバルド・オブライエン
              (ビーストテイマー)       1000
   侯爵    エリー  (プリンセス)          1000
   伯爵    ウォーレン・ムーン(ゴエティック)     500


 こうしてみると、王国軍の直轄戦力は全部デスティンが統括しており、領地を持って兵を率いて参戦する私達も指揮できるようになっている。
 というか、そう作り上げた。私が。
 で、命令序列から隊長(ユニットリーダー)を作って、上位指揮クラス(レギオンリーダー)と区別化。
 ただし、国王の私兵扱いである近衛騎士団だけはデスティンも指揮できないようになっている。
 あと、こうやって軍を俯瞰して見ると、トリスタン陛下の率いていた兵達が基本的に上位クラスなのがおもしろい。
 要するに、外伝クリア組が加入したと考えれば分かりやすいか。
 という訳で、少数精鋭の陛下派と多数派の解放軍派に軍内が色づけされている。
 このあたり何とかしたかったが、現状帝国軍という外部の敵がいるので早急な戦力化の為に涙を飲んだ場所だったりする。
 なお、私の別働隊は希望者を募った結果、そのほとんどが侯爵軍に転属となった。
 何はともあれ、早急に各部隊の錬度を均一化させないといけない。
 訓練、領地巡回、盗賊討伐とする事はいっぱいあり、本命の帝国軍の相手もしなければならない。
 カラム・フィガロ将軍が率いる帝国軍はゼノビア敗残兵を吸収して16000にまで膨れ上がっている。
 この大軍をどうやって撃退するかが、新生ゼノビア王国軍最初の関門となる。



「で、陛下。
 お話があります」

 会議が終わって、従者ケイン(何の役職も領土も求めなかったのだ。彼は)と共に出て行こうとするトリスタン陛下を呼び止めて陛下の私室(つまり、話が漏れない)にて密談タイム。

「何かな?
 宰相。
 基本的には私は君達の邪魔はしないように心がけているが」

 『今は』と陛下の心の声が聞こえたような気がした。
 本来ならば、ケインを宰相につけ、私を大臣職あたりで選任したかったのだ。
 それをケインは拒み、執事みたいな立ち位置を確保している。
 そのケインの入れ知恵だろう。
 忠臣であるがゆえに、私達への警戒を解いていないのだ。
 あくまで想像だが、新生ゼノビア王国はトリスタン陛下の崩御の後、王妃ラウニィーが実権を握ったのだろう。
 その段階でケインは排除されたか、去ったか、殉死ってのもありえるから困る。 

「お妃様の話です」

 陛下とケインが仲良く身震いした。
 だろうと思った。
 『英雄色を好む』
 デスティンも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ