桜は何度も咲き誇る
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…アラドはどうした?」
アクセルはビルトファルケンを見るとそう呟いた。アラドを心配するが、ここからアラドの所へ向かえば後ろにいるラトゥーニ、オウカ・ナギサが攻撃されてしまう。
「ああ、あの出来損ないか……殺してやりたかったさ……でも、やめてやった」
茶色の機体からは又もや同じ声が聞こえた。
「そうか……貴様らクローンか?」
アクセルは三人、同じ声がしたためそう感じた。クローン。この世界にWシリーズと同じような技術があってもおかしくない。
「君に答える必要はない……そろそろ、離脱する」
リーダ各らしき銀色の機体が言った
「……アウルム1はいいの?」
「それより、あの出来損ないはやらなくてもいいの?あんな出来損ないが僕たちの一部に使われていると思うと……」
茶色の機体はマシンナリー・ライフルを構え追ってきたビルトビルガーに構えた。
「ゼオラ!!」
アラドはそう言いながら叫んでいた。
「……パパからの指令が入った、スポンサーからあの青い特機とは闘うなって命令だ……パパの命令は絶対だ……わかっているよね?アンサズ、スリサズ」
「わかっているよ……スリサズは?」
「……」
茶色の機体はマシンナリー・ライフルを下ろし、ゼオラを連れ去った。
「……チクショウ!!!」
アラドはただ見送るしかなかった。
「すなない、アラド……正直あの三機と闘うのは、きつかった」
アクセルは連戦のソウルゲインとヒビが入っている聳弧角を見ていた。EG装甲で自己回復するとはいえ、しばらくは舞朱雀や麒麟などの業が使えそうもなかった。
「ラトラト……大丈夫か?」
アクセルは大きさの違うフェアリオンがラピエサージュを支えているのは無理があると思いラトゥーニの近くに向かった。
「ええ、何とか」
ラトゥーニには今にも墜落しそうになりながら、頷きソウルゲインがラピエサージュをお姫様抱っこするまでさせていた。
「アラド……ハガネに帰還する……」
「了解ッス……」
アクセルはアラドにそう言うとハガネに帰還した。
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