桜は何度も咲き誇る
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弓矢で応戦しようにも弓矢で狙えない。アクセル・アルマーが飛ばす、青龍鱗を避けながらでは攻撃できない。だが、ラミアはシャドウランサーで応戦するが、どちらの業も必殺と言えない業であり、膠着状態が続く。
「W17、貴様との決着ここでつける!」
アクセル・アルマーはそう叫ぶとシャドウランサーに喰らうダメージに問題が無いのか、アクセル・アルマーは修理し、新しくした右腕に集中した。
「この玄武金剛弾に、砕けぬものはない!!」
空を飛ぶアンジュルグは玄武剛弾の威力は知っているが、このアクセル・アルマーの攻撃モーションを見たことが無かった。
「くっ!?私の知らない業!?」
見たことが無い業なので、アクセル・アルマーからの攻撃に戸惑ったラミアは少し反応が遅れてしまい、アクセル・アルマーからの玄武金剛弾を直撃は避けたものの、かすっただけでもダメージが当たり、アンジュルグは墜落しながらアクセル・アルマーを見つめていた。
「……私を甘くみないでもらいたい!!」
ラミアは堕ちていきながら、左腕から高出力のエネルギーの矢を発生させた。
「リミッター解除!最大質力……照準セット……」
ラミアは目の前のアクセル・アルマーに向かって自身の最大の業を繰り出していった。
「ファントムフェニックス!!」
鳳凰を模した巨大なエネルギーの塊をアクセル・アルマーに対し放った。
「W17!?味な真似を!?」
アクセル・アルマーの中にも多少の奢りがあった。あの新しい業に自身があったのか、避けられなかった。
「ちっ!?」
迫りくる鳳凰に模した巨大なエネルギーの矢・ファントムフェニックスを喰らい、ダメージを受けたアクセル・アルマーの乗るソウルゲインからは警告音が鳴り響いていた。
「アクセル隊長……私にも意地があるのです」
ラミアは墜落しながら、そう呟いた。そうして墜落する瞬間ラミアの機体をまるで堕ちてくる女の子を支えるかの様にアクセルのソウルゲインが、アンジュルグを支え地面におろした。
「よくやった、ラミア……俺の相手は俺がやるべきだ、これがな」
二機のソウルゲインは戦闘態勢に入ってはいなかった。
「貴様のソウルゲイン……その有様で戦えるのか?舐められたものだ、これがな!」
アクセル・アルマーはアクセルのソウルゲインのヒビが入っている聳弧角を見ながらそう呟く。そしてアクセルはそれに対し
「ふん、貴様もアンジュルグの最大の業を喰らって俺に勝てるとでも思うのか?こちらも舐められたものだ!」
二機のソウルゲイン、二人のアクセルはこの場では闘わなかった。
「……どちらも、人形風情にやられているのは情けない……まぁ、いい……レモンたちも無事逃げられた……これ以上やっても仕方がない、これがな」
そう言うと、シャドウミラーの機体は戦闘をやめ、この宙域か
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