暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第33話 機動七課にて………
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った。

「2年前もこんなだったっけか………?」

ハッキリ言ってバルトは2年前の研究所の様子を殆ど覚えていない。
あの時バルトの頭にはバルバドスの事、ヴィヴィオの事、そしてこれからどうするかで頭が一杯だったからである。

「さて、先ずは怪しい所を片っ端から見ていくか………」

そう呟いて2年前の記憶と2年前に手に入れた記憶を元に先ずは自分の寝ていた部屋へと進んでいった。

「とは言ったものの………どこだっけ?」

結局片っ端からドアを蹴り飛ばし中へ入るバルト。

「ここは研究室D室か………おそらくこの部屋にも何か………」

書類が散りばめられた部屋の中を強引に荒らすバルト。

「ちっ、ハズレか………」

何を根拠に言っているのか暫く荒らしてからそんな事を呟く。

「まあいい、次の部屋に………」

そう言って次の部屋に進もうとしたときだった。

「うおっ!?」

日が入らない研究室は薄暗く、足元の物に全く注意が行ってなかったバルトは、何かに躓いたのか大きく体制を崩して、近くの本棚に思いっきりダイブした。

「あたたた………何やってんだ俺は………」

痛む左腕をさすりながらダイブし粉砕した本棚を見る。

「ん………?」

ふと、そんな本棚の間から四つ折りになっている紙を見つけた。

「何だこれ?」

そう思い紙を広げ、内容を確かめる」

「これは………!!!」

そこにはこう書かれていた。








『バルトマン・ゲーハルト、プロジェクトF計画』と。

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