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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第33話 機動七課にて………
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3人が去っていった事もあり、嵐の後の静けさが2人を包む。
「あの………さ………」
「だけど本当に良かったよ」
「えっ?」
「だってさ、俺の身勝手でお前達にも迷惑をかけたし、本当だったらちょこちょこ帰るつもりだったけどそれも出来ないし………結構心配してたんだ。だけど元気そうで本当に良かったよ。本当に悪かったな………」
申し訳なさそうに言う桐谷。
特にノーヴェに関しては家の全ての事を任せてるので一度しっかり謝ろうと思っていたのだ。
「大丈夫だよ私たちだってもう来年大学生なんだし、桐谷が居なくたってしっかりやれるよ」
「そうか………?」
「大丈夫!!」
そんなノーヴェの言葉に桐谷の表情も柔らかくなった。
「………だけど居なくたって大丈夫!!って力強く言われるとそれはそれで寂しいな………」
「えっ!?べ、別に桐谷が居なくなってやりたい放題してるなんて事無いからな!!」
「そうやって力強く言われるとな………怪しい」
「大丈夫だって!!………私だけは」
「庇おうとする気は無いんだな」
そんな会話の後、互いにを見つめ大きく笑い合う2人。
「何か懐かしいな」
「少ししか経っていないけど確かにね」
「ああ。………そうだ!!上手く時間が出来たら4人で何処かへ遊びに行かないか?」
「いいね!!………だけど加奈はいいのか?」
「大悟が嫉妬しそうだから却下。文句言われたら全部大悟のせいにしちまえ」
「そうだね。そうすれば怒りは全部あの神崎に………分かった。楽しみにしてるよ!!」
笑顔でそう答えるノーヴェに桐谷も笑顔で「ああ!」と答えた。
その数分後、ノーヴェは桐谷に手を引かれ、入り口へと案内され、帰路へと着いた。
(桐谷楽しみにしてるからな………だから絶対………)
その後に続く言葉を思い浮かべそうになったが、激しく首を振り、かき消した。
「先ずは追っ手を撒かないとね………クア姉大丈夫かな?」
そんなノーヴェの心配も杞憂に終わり、無事自分の博士の元へと戻った。
「何故だ!何をしていたんだ貴様らは!!!」
そして数日間、機動七課の部隊長の怒りは数日では収まらないほど荒れていた………
時を少し遡る。
「やっと着いたか………ったく、何でこうも遠いんだかな………」
朝方、なのはに見送られ出て行ったバルトは4時間と長い時間を掛け、目的地の場所へと着いた。
「約2年か………もうそんなに経つんだな………」
そう呟きながら研究所へと入っていく。
中は荒れ果てており、人の居た形跡も無い。崩れた壁、壊れた機材、無造作に捨てられたままの物。全てがゴミの掃き溜めと言われているような酷い有様だ
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