暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
マザーズ・ロザリオ編
終章・全ては大切な者たちのために
BRAVEBALL
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倒でも仕打ちでも甘んじて受けようじゃないか。
『そうしなかった』時の未来を知っている俺がそれをねじ曲げた結果、俺が悪者になるのなら、それで誰かが幸せになるならそれでいい。

俺だってユウキとの時間が無限にあるわけじゃない。

彼女の病気はゆっくりと進行している。『認可』が半年以内に出なければ『神医』すらお手上げになるそうだ。



もしくは……俺の時間が先に止まるか、だ。



「ま、最初は成り行きに任せようか。見ていて面白いし」
「うわ、ひでぇ」
「安心しろ。お前の時も十分に笑えた」
「ぐぉぉぉ……!?」
「青春だねぇ……」





こうして夜は更けて行く…………


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