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寂しがり屋な西行妖
プロローグ〜昔話2〜
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!?なんでこいつがこっちの世界に居る?いや、俺の力みたいな例があるからもしかしたら幻想郷もあるかも、と思ったことはあったが…こいつはどう考えても暴走中だな。おいおい、家を壊す気かよ!?あれ、じゃあ何で今この家は壊れてないんだ?)
そう、過去を見た結果、藍(らしきものだが、これから藍と呼ぶ)がこの家を壊して逃げようとしていた。なら、なぜこの家は壊れていないか。考えられるのは誰かが藍を止めたことだが、おそらく紫になるだろう。と言うことでLet's過去視。
(ふーむ、藍が家を壊そうとして、スキマが展開される、と。紫は藍の制御を取り戻そうとしてるみたいだが出来てないな…それだけ藍の潜在能力が高いのか?それとも紫に何か心配事がある?)
そうなのだ。紫の動きがどうも不自然に見える。藍の攻撃に対して反応が一瞬遅い気がするのだ。
(くそ、過去視で音がきこえたらな…見えるだけで聞こえないとは不便な…)
そんなことを考えていると、突然藍があたりを警戒し始めた。
紫も「しまった!」と言うような顔をしている
(何が始まるんだ?)
…第三次大戦だ と聞こえたのは気のせいだろう。そして次の瞬間…
桜の枝が藍の身体に巻き付いた。
(は?桜?幻想郷で桜っつったら「西行妖」しか知らないが、西行妖がこんなこと出来るのか?見た感じ、紫のスキマに強引に割り込んでこっちに来たみたいだが…)
そんなことを考えながら、先を見てみようとして…突然、視界がブラックアウトした。
(なんだ?まだ霊力も残っているし…なんで過去視がやめさせられた?まあ、視界が戻れば分かることだ)
そう思って俺は目を開けた。目の前に居たのは…
銀髪銀眼の綺麗な女性。
「見つけた」
そういった綺麗な女性。女性は無表情だがなぜか嬉しそうな雰囲気を出している。
少なくとも俺にこんな知り合いは居なかったはず。じゃあ、何か?幻想郷から誰か来た?いや、でもこんなキャラいないはずだし…そう思った俺は、もっともな疑問を口に出した。
「あんた誰だよ!?」
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