戦闘校舎のフェニックス
第24話
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け氷柱の弾丸を放った。
そこには朔夜の魔法を軽々と防いでいる相手の女王が無傷でいた。
朔夜が相手の女王に話しかける。
「二度も同じ手を食うわけがないだろ?芸がないな」
「その言葉そのまま返すわ。体育館の時と同じように駒を囮として一掃しているあなたたちにね」
「なら二度も喰らうなよ。こっちは二度目も防いだぞ」
「どこまでも生意気ね」
お互い挑発し合っている。お、おい大丈夫かよ!
「さて、三人とも。お前たちは部長の元に急げ」
「な!」
「まさか、女王相手に一人で戦う気かい!?」
「・・・危険です」
朔夜の指示に俺たちは驚いた。俺たちの中で最強の朱乃さんを倒した相手だ。危険すぎる。
「ああ、俺一人でアイツの相手をする。相手も俺を狙っているみたいだしちょうどいい」
「だからってお前一人で相手にする必要は!」
「これはチェスを元にしたゲームだ。王を落とせばそれで終了だ。ゲームも終盤、相手の残りは三人。僧侶は観戦の様だから後は王と女王だ。なら一人が抑えて残りがすぐに王を叩いた方がいい」
確かにそうだが・・・。
「・・・わかったよ」
「木場!」
「僕たちが早く終わらせればいいんだ。それが朔夜君のためになる」
木場の言葉にしぶしぶ納得する。
「・・・気を付けてください」
「やられるなよ!」
「やるからには倒してやる。頼むぞ」
そうして俺たちは新校舎に向かった。
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