ノルン火山
御前
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バが巨石の近くで暴れているので猛火龍の意識がシルバに向き、こちらに向けられるプレッシャーが弱くなり、心拍数が下がり行動しやすくなった。
各々剣を抜いて巨石に歩いていく。
剣を魔法の杖に見立てて魔力を貯させる。どんな者手も多少なりとも魔力を持つから有る程度の魔法は使用可能だ。
「行け。」
オレの弱々しい声に反応して部下たちが魔法を放つ。火、水、風などの基本的な魔法が白光教会に殺到する。
ある者は焼かれ、ある者は水に顔を覆われ、ある者は吹き飛ばされる。
狂乱に飲まれた白光教会は見る見る統制を失い猛火龍を抑える鎖が緩み始める。
「魔戦隊応戦せよ!」
司教が声を張り上げて命令し、白衣の間から杖を持った人間が出てくる。
バニッシュデーモンの比ではない弾幕が張られ次々に部下が下がっていく。なんとかオレの周囲は無事だがほかは燦々たるもので剣すら持てそうにない者もいる。
『グオオオォォォォォォォッ!!』
猛火龍が一際強く体を擡げると鎖が引っ張られ白衣が何人か振り飛ばされ、鎖を振り切った。
戒めから解かれた猛火龍は我々を一瞥してどこかへ飛んでいった。
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