暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
龍殺しの実を求めて
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グノーム火山組道中
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エイジがふと環状線の下を見ると、ルドロスの大群がいた。

「しめた!ダイラス、環状を降りるぞ!」

エイジがアプトノスを操り、荷車を環状線から離れさせた。
そして、出口から少し進んだところで荷車を止めた。

「皆!あのルドロス達を狩りまくるんだ!」

「ルドロスってあの黄色くて細長い奴か?」

「ああ。あいつらを火消しに使うぞ!」

エイジはメルトブレイヴァーを抜き、複数のルドロス目掛けて突っ込んだ。

「カーネロス!力に自信は!?」

エイジがメルトブレイヴァーを振り回しながら叫び問うた。

「ああ、なんとか!」

カーネロスは周囲のルドロスをなぎ払いながら答えた。

「ちょっと数が多すぎやしないか?」

ダイラスがハンマーで回転しながらエイジに聞いた。

「ああ、俺もそんな気がしてる…。」

エイジはふと目の前に視界を移した。

「おっ、おいダイラス!そいつは…。」

「え?うっわなんだコイツ!?」

そこには周囲のルドロスより遥かに大きいモンスターが居座っていた。
しかし、ダイラスの視線は大きいルドロス―――もといロアルドロスではなく、奥のほうにいる村が気掛かっていた。

「だー!村が焼けちまうじゃねえかよ、邪魔くせえからどけって!」

ダイラスは力の限りハンマーを振り回し、かちあげ、叩きつけ、ロアルドロスをタコ殴りにした。
たちまちロアルドロスは麻痺し、めまいを起こし、その場に倒れこみ動かなくなってしまった。

「おいおい…、手馴れたハンターでも苦労することがある水獣ロアルドロスをたった七発って…、
 どんだけ馬鹿力なんだアイツ…。」

カーネロスが陸海空覇剣【孤高】を振り上げた。

「どわぁ!またかぁ!」

エイジがまた吹っ飛んだ。

「あ…、スマンスマン。」

こうなるとまた吹っ飛ぶ気しかしなくなってきました。

「よし、おおかた片付けたろうし、カーネロス!ルドロスを荷車に積んでくれ!」

「ああ、分かった!」

カーネロスが周りの瀕死状態のルドロスに向かって、陸海空覇剣【孤高】を振り上げた。

「うぎゃあああ!おいぃぃぃぃ!」

周りのルドロス達が荷車に向かって吹っ飛ぶ中、またしてもエイジが吹っ飛んだ。
…エイジさん、フラグ回収はよそでやってください。

「なんか、すっげえタイミングよく入ってくんだよな。エイジさん。」

カーネロスは陸海空覇剣【孤高】を担ぎ、荷車満載のルドロスを運んだ。
ルドロスを運び終わると、エイジがダイラスを呼んだ。

「ダイラス!このルドロスを一体に一軒ずつ、ハンマーみたいに使ってくれ!」

「分かった!」

ダイラスは荷車からルドロスを引っ張り出し、担いだ。
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