暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
龍殺しの実を求めて
明星の英雄
グノーム火山組道中
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うか…。」

ダイラスとエイジは二人一緒に腕を組み、似たような格好で考えた。

「そういえば、ノア。何でリオレイアの行動が分かったんだよ。しかもあんな正確に。」

ダイラスは考えることをあきらめ、先ほどの戦闘から気になっていた事をノアに聞いた。

「え?フフフ、実はね…このお守りのおかげなの!」

と、ノアは首から下げているネックレスをダイラス達に見せた。

「これをつけていると、なぜか狩ったことのあるモンスターの行動が手に取るように分かるのよ。
 特にリオレイアとかの飛竜種の行動がね。」

「なるほど龍の護石か。」

「あったりー!」

カーネロスがお守りの正体を当てた。

「ということは、千里眼の類のスキルが発動していると言うことか。」

エイジが武器を研ぎながらノアに聞いた。

「ええ、恐らくそうだと思います。」

ノアは強撃ビンを調合しながら返事をした。









「なぁ。」

「ん?どうした、ダイラス。」

「なんか、暑くねえか?」

ダイラスは汗を拭った。

「言われてみれば、心なしか暑い気がするな…、ん?」

エイジがグラビドZヘルムを外すと、マトレガが指差していた方向をみた。

「ダイラス、こりゃ多分あれのせいだ。」

「え?ああ…。道理で確かに暑いわけだ…。いや、暑いじゃなくて熱いか。」

そこには大地の神秘、グノーム火山が周辺の熱さを物語っていた。

「いつのまに俺達はマゼラティア地方まで来ていたんだろう。」

近年発見された未開の地、マゼラティア地方。
主に、美麗なる渓流、ドール渓谷
    熱帯雨林、ジャンバリア水没林
 広大な砂漠地帯、砂原キューノ
空気も凍る永久凍土、クォーラル氷帯
そしてここ、グノーム火山で構成されている。
噂ではドール渓谷、クォーラル氷帯、グノーム火山には深部に伝説の龍が生息しているとされる。

「気をつけろ〜、何が出てくるか分からないからな。」

エイジは研ぎ終わったメルトブレイヴァーを背中にしまった。

「おっ、ギルド大環状線だ。」

カーネロスはクーラードリンクを飲みながら目の前の環状線を眺めていた。

「カーネロス、まだクーラードリンクは早くねえか?」

「俺、汗っかきなんだよ。だから熱さには早めに対策しとかねえと…。」

カーネロスはフィラデルフィアXヘッドを外し、胴部分の防具を外した。

「うっわ!」

ダイラスは引きながら驚いた。

「な?早めに熱さ対策しとかねえとこうなっちまうわけよ。」

カーネロスが着ているインナーは誰がどこから見ても分かるくらい汗にまみれていた。

「あなたまるでロアルドロスみたいね。」


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