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バカとテストと召喚獣 〜失った少年〜
第1章 僕と文月学園。
九時間目   許せない人
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じゃったのう」
「うう、痛いよう、痛いよう...」
「なんとも、お主らしい作戦じゃったなぁ」
「で、でしょ?もっと褒めてくれてもいいと思うよ?」
「あとのことを考えず、自分の立場を追い詰める、男気あふれる素晴らしい作戦じゃな」
「....遠まわしに馬鹿って言ってない?」
そろそろ話しに加わろうか。
「ま、僕はそのバカのおかげで助かったんだけどね。ありがと、明久」
「褒められて嬉しいのと、馬鹿って言われてるので、喜べばいいのかわからないよ...」
褒めたのに...
「ところで蒼空」
「ん?」
「ムッツリーニまで囮なんていつ考えたの?」
「雄二にちょっとお願いして」
「それと、命綱なしだったよね?」
「あ〜今思うとなかったね」
明久に変な目で見られた。
....なんでだろう。
「さて、嬉し恥ずかし戦後会談といくか。な、負け組代表」
そういえば、やんなきゃいけないことがもう一つあったっけ。
「本来ならお前らと設備を交換するんだが、特別に免除してやらんでもない」
「......条件はなんだ」
根本くんが力なく問う。
「条件?それはお前だよ、負け組代表さん」
「俺、だと?」
「ああ、お前にはさんざん好き勝手やってもらって、うちのクラス3名が特にすごい被害を受けているんで、正直目障りだったんだよな」
右手の感触を確認する。
本来なら80%位の力でやろうとしたけど、やられた事がことなので、
フルで殴る!
「そこで、Bクラスに特別チャンスだ」
「Aクラスに行って、戦争の準備が出来ていると伝えてこい―」
そこまで聞いて、とにかく、怒りをもう少し我慢するために歯を食いしばる。
「それだけでいいのか?」
取り敢えず膨れ上がってきてしまった怒りを押さえつけ、話に集中する。
「Bクラス代表がこちらの言うことを聞いたあと、コイツを着て、言ったとおりにしたらな」
まず僕のから叶えてくれるようだ。ありがたい。
「さて、ここからちょっとだけ僕の言うことを聞いてもらうよ」




――明久side――
どうやら蒼空は本当にやるようだ。
僕もやりたかったけど、かなり真面目な顔で頼まれたから譲ったけど。

「Bクラス4人、根本くんを押さえつけて」
根本くんが取り押さえられる。
「ちょ、ちょっと待て、一体何をする気だ!」
「一発、ぶん殴る」
「ちょ、お前ら、離せ!」
抵抗する根本くん。
....まぁ、急に殴られるんだから、抵抗するだろうけど....
蒼空はと言うと、関係なさそうに、思いっきり右手に力を入れている。
「僕が殴った瞬間手はなしてください」
おっと、そろそろ殴るか....

すぅーー、はぁーー。

深呼吸している蒼空。

「歯ぁ食いしばれぇ!」

バキッ!

「げ
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