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プリテンダー千雨
修学旅行編
第九話
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しており、そこそこの傷を負っているようだった。

「くそっ、他にもサイバトロンが居たのか。」

「あの小娘といい、聞いてねえぞ。」

「さあ、これで形勢逆転だ。近衛は返してもらうぞ。」

すると、長谷川さんが二体に銃を向けた。そうだ!お嬢様!!

「お嬢様を返してもらうぞ!!」

私は直様飛び出した。ネギ先生とアスナさんも私に続く。

「く、来んな!!!」

女は再び式神を出す。

「無駄よ!!!」

でも、それはアスナさんのハリセンで掻き消される。それでも、女は新たな札を取り出そうとするが・・・

「風花!武装解除!!」

「なあ〜っ!?」

その前に先生が魔法で武装解除をし、奴を裸に剥く。

「秘剣!百花繚乱!!」

そして、最後に私が女を奥義で吹き飛ばし、お嬢様から引き離した。




《ネギSide》

やっと終わった。このかさんも無事救出出来たし、これで一件落着だ。

「で、こいつらどうするのよ?」

アスナさんが言った。確かに、どうしよう・・・

「とりあえず、この女と月詠は拘束して後で呪術協会に突き出しましょう。」

「デストロンの方は我々が捕虜として連れて行こう。」

すると、刹那さんとホークさんが答えた。その時・・・千雨さんの後ろの方から黒いトレーラートラックが走って来た。

「千雨さん!危ない!!」

「え?」

僕が叫ぶと、千雨さんは反応して後ろを向く。でも、間に合わずに跳ね飛ばされてしまった。さらにトラックは近くに居たホークさんとフェニックスさんも跳ね飛ばす。そして、最後に僕らの方に向かって来た。

「うわあああああああ!!!」

僕らは転がりながらそれを避ける。すると、トラックは女の人とデストロンの側で止まった。

「全く、何をやっているんだ。早く乗れ!!」

そして、運転席のドアとコンテナの後ろについた扉を開いた。

「済まねえ、モーターマスター。」

「おおきにな!」

すると、デストロンの二人がコンテナの中に、女の人と月詠が運転席に乗り込んで扉を閉めた。そして、トラックは発車する。

「待て!」

「逃がさないわよ!!」

僕とアスナさんはトラックを追おうとする。でも・・・

「ダメです。」

「深追いは禁物だ。」

刹那さんとホークさんに止められた。

「それより、人質の安否を確認した方がいいんじゃないか?」

「そうだ!このかさん!!」

フェニックスさんに言われ、僕とアスナさん、それに刹那さんはこのかさんに駆け寄る。ひとまず、さっき僕が使った武装解除に巻き込まれて服が脱げていたので、僕の上着を着せる。

「お嬢様!しっかりして下さい!!」

「ん
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