第八話 対決!二人のボクサー
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た奴が・・・勝つんだぜ」
岩鉄が大河に向かって飛ぼうとした瞬間。
「それまで!」
突然現れた澪が割って入った。
「ミヨ!?」
「誰だ?」
大河と岩鉄が澪に向かって振り返ると澪は目もくれずに大河の元へ歩み寄った。
「ミヨ・・・どうして」
「ちょっとそこの海闘士さん・・・今ここでこいつを倒されたら迷惑なの」
「どういう事だ?」
岩鉄の問いかけに澪は大河に手紙を見せた。
「これは?」
「あんたが出てった後に入った読んでみ・・・」
大河が読み上げると・・・
「闇闘士トーナメント開催・・・補欠込みで6人まで参加可・・・優勝賞品はカイザーナックル?」
闇闘士からのトーナメントの招待状、都合の良いことに優勝賞品は大河達が探し求めているカイザーナックルだった。
「馬鹿な・・・カイザーナックルは既に闇闘士の手の中に」
「あたしらをおびき出す罠って可能性もある・・・それならそれで乗ってやろうじゃないの?」
澪の提案に覚悟を決める大河。
「わかった?・・・今こいつを倒されたら困るの」
「えええ!」
決着がつかない事に不満そうな岩鉄。
一方・大雪原
「ん?」
吹雪が吹き荒れる中何やら不穏な気配を感じ取りシグが吹雪から何かを感じ取っていた。
「この風・・・大河に何かあったのか?」
己の目的の邪魔される気配を感じ取り極寒の地を歩み始めるシグ。
五老峰
「・・・・・・」
影道総帥と老師が何やら邪悪なる気配を感じ取った。
「フォ?・・・これは闇闘士が動き出したようじゃの・・・」
「そのようですね」
老師は一呼吸すると己の弟子を呼び寄せた。
「疾風・・・疾風はおるか?」
「はいここに・・・」
老師の元へ現れる新たなる弟子、竜崎疾風。
「疾風よ・・・何やら不穏な空気を感じる・・・虎座の大河とやらを手助けしてくれ」
「わかりました・・・老師」
老師に拳を合わせる疾風はもう一人の師ともいえる影道総帥にも礼をし見ず知らずの大河の元へ向かった。
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