第十三話 道々寄り道回り道
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させてもらいましょう!古の妖術を使って」
黒いオーラをワイルドに向かって放つジョーカー。
すると
「ワイルドさん!」
「!?」
れいかがワイルドを突き飛ばし黒いオーラを浴びてしまった。
倒れるれいかを見たワイルドは・・・
「貴様!よくもれいかを!!」
ジョーカーに向かってマグナム銃を抜きジョーカーに向かって放つワイルド。
「まぁいいでしょう・・・プリキュアの頭脳であるキュアビューティを無力化できただけでも良しとしましょう・・・」
「逃げるのか!?」
ワイルドがジョーカーを追いかけようとするが、れいかの方が心配になり駆け寄るワイルド。
「ワイルドさん?・・・何処に居るんですか?」
「れいか?」
目の前に居るのにれいかが自分の方を見ていない事に不審がるワイルド。
れいかは瞼を閉じたままワイルドを探している。
れいかの様子がおかしい事にワイルドが武神館に連れて行くと哲山がれいかの顔に手をやり状態を確かめた。
「・・・れいかは暗黒妖術にかかってしまったようだ・・・」
「妖術に?」
哲山の言葉に驚愕するワイルド。
「うむ・・・ジョーカーの使った妖術とは相手の視界を奪い暗闇に陥れるものだ」
「そんなものを・・・いつの間に・・・」
すると哲山は続けた。
「この妖術を解くには光龍山の洞窟にのみ生えている薬草を使った秘術しかない・・・だが薬草は光を浴びてしまうと効力を失ってしまい・・・実際にはその洞窟でのみしか秘術を使うことが出来ない・・・とてもじゃないが今のれいかを光龍山に連れて行く訳には・・・せめて闘・・・いやジライヤがここに居れば・・・」
光龍山とは古くから伝わる険しい山脈でありとてもじゃないが、目の見えないれいかを連れていけない。更に今闘破はあかねと共に修行に出ている為不在である。
するとワイルドが決意を伝えた。
「俺がれいかを連れて行く」
「ワイルド?」
「れいかをこんな風にしてしまったのは俺の責任だ・・・俺がれいかに光を蘇らせてみせる!!」
ワイルドの決意に哲山が頷くと早速光龍山へ向かい岩だらけの山道を登り始めるワイルドとれいか。
「足元に気をつけろ」
「はい」
れいかの手を取りながら慎重に登山をするワイルド。目が見えない事もあってれいかの足元もおぼつかない。
すると
「!?」
れいかが石を踏み外してしまいバランスを崩すがワイルドが抱き留めた。その事に安心するれいか。
「大丈夫か?」
「ええ・・・目の見えない登山は思った以上に大変ですね・・・」
傾斜としては大したことの無い山道であっても先を見ることが出来ない不安がれいかにあった。するとワイ
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