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弱者の足掻き
六話 「波の国」
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出来ないこと進める。巻物読んで知識叩き込むぞ。技術的に出来なくても、少しでも早く覚えといたほうが得だ」
「じゃあ、知識だけで螺旋丸……でしたか? そっちはやらないんですか?」
「それも一応やる。知識って言っても、いっぺんに入る量は限界あるからな」

 言いながら自分の荷物の中から必要な物を取り出す。
 親からの巻物、教科書、風船等を出す。
 今まではおっさんと同じ部屋だった。ある意味、今日が白への教えの始まりといって言いだろう。
 そして、自分の基礎以上の事を始める事も。
 そうだな、まず最初は、

「来い、白」
「はい、イツキさん」


 巻物を開くための登録からにしようか????







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