暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン  〜生きる少年〜
第一章   護れなかった少年
第十二話    第二回第一層ボス攻略会議
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張りのある声で叫んだ。

と、同時にここにいるほぼ全員がざわざわと揺れる。

......まぁ、今の発言、βテスター達との融和を望むようにも取れるからだ。
僕的には大賛成だけれど。

っていうかそうなってくれると本当嬉しいんだけど。

「出所はともかく、このガイドのおかげで二、三日かかるはずだった偵察戦を省略できるんだ。正直、すっげーありがたいとオレは思ってる。だって、一番死人が出そうなのが偵察戦だったからさ」

広場のそこかしこで色とりどりの頭がうんうん、と頷いている。

「......コイツの情報が正しければ、ボスの数値的なステータスはそこまでやばい物じゃない。もしSAOが普通のMMOだったら、みんなの平均レベルが三......いや、五低くても楽勝だと思う。だからきっちり戦術練って、回復薬いっぱい持てば、死人なしで倒すことも夢じゃない。......いや、違うな。絶対に死人を0にする!それはオレが騎士の誇りにかけて約束する!!」

よっ! ナイト様! というようなかけ声が上がり、盛大な拍手が続く。

「それじゃ、早速だけど、これから実際の攻略作戦会議を始めたいと思う。何はともあれ、レイドの形を作らないと役割分担も出来ないからね。みんな、まずは仲間や近くにいる人とパーティーを組んでみてくれ」

......さようなら、僕の攻略会議......。

一瞬で諦める。

ちなみにSAOでは1パーティー六人、この場にいるのが四十六人らしいので、七パーティー作って四人あまり......ってところかな?

一瞬、この前見かけたエギルさんの所に入れて貰おうかと思ったが、エギルさんはすぐに仲間を見つけたらしく、すでに周りに五人のゴツい装備の人がいる。

......う〜ん......。

おそらくいるであろうキリトも腕だけは確かなので、今頃、すでに誘われているだろう......。

ああ......ハブられはんた〜い。

などと、自分でもよくわかんないことを考えて現実逃避をしていると......

「え、えっと、ソラ君......だよね?」

......ええっと......パーティー誘われ来た?来ちゃった?マジで?

そう思いながら振り向くと、そこにはあのとき、僕が勝手に離れた時にいた人たちのうちの一人、ネオンさんがいた。

「やっぱりソラ君だ」

そう言って柔らかく微笑むネオンさん。

「えっと......何か用?」

「あ、うん。パーティー組まないかな?と思って」

そこでまた微笑むネオンさん。

......まぁ、ここは恥を忍んで誘いに乗ろう......。

「......じゃあ、お願いするよ」

そう言ってパーティー申請をネオンに送る。

すると、ネオ
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