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P3二次
V
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ってみろや!!」

 言いながらジンへ向けて発砲、同時にカルキでチドリを襲う。

「――――メーディア、テトラカーン」

 炎の噴き出す盃を手にした異形の頭を持つペルソナが出現。
 カルキの一撃をモロに受け止めるが――――

「ッッ!!」

 凄まじい衝撃が俺に奔る。
 反射? 中々に厄介な業を持っているものだ。
 痛みに顔を顰めながら接近してきたタカヤへ向けて回し蹴りを放つ。

「キャッ!」

 その間にカルキがもう一撃、メーディアへ向けて剣を振り降ろすと今度は通じた。
 一回コッキリの業らしい、だがまだ使えるであろうことは念頭に置いておくべきだろう。

「わしを忘れてもらったら困るで!」
「ハ! 忘れちゃいねえよ」

 至近距離で撃とうとしているタカヤ、その銃身に拳を当てて射線を逸らす。
 銃口はこちらへと向かって来ているジンに向けられている。
 それによりタカヤとジン、二人の間に一瞬の硬直が訪れた。
 ペルソナを使っての戦闘には連中の方が一日の長があるだろう。
 だが、単純な喧嘩だけならば劣っているわけではない。

「小賢しい真似を……!」

 タカヤの金的に蹴りを入れた後、すかさず奴の銃を弾き飛ばす。
 ここだけは当たればただでは済まない。
 膝から崩れ落ちた奴にそのままトドメを――――刺さずに走る。

「んな!? チドリ、狙いはお前や!!」

 タカヤが頭であるのは間違いない。
 だからこそ、そいつを落とそうとすれば死にもの狂いでジンが邪魔をするだろう。
 だったら、それよりも確実に落とせる場所を狙うのが一番良い。

「往生しなよ?」

 残弾数は四、リロードする暇もないから節約していたが、十分だ。
 四発もあればチドリを仕留められる。
 走りながら銃口を向け引き金を――――

「! メーディア!!」

 引く瞬間にメーディアから紫色の煙が噴き出し、俺に付着する。
 刹那、眩暈と吐き気が俺を襲い、狙いが逸れてしまう。
 指をかけた引き金を止めることも出来ず、弾丸はチドリのすぐ横を掠めるだけに留まった。

「――――ッッ!!」

 ふら付く俺に更なる追撃、脇腹に奔った痛みに振り向けば銃を構えたジンがいた。
 タカヤのS&Wを拾って撃ったのだろう。
 幸いなことに銃器の腕前は並みだったらしく、直撃は避けられた。
 だが、肉が抉れて血が止め処なく溢れだしている。
 痛みのせいでペルソナも消えてしまい、

「ガハッ……!?」

 メーディアの一撃を喰らってしまう。
 鉄球をぶつけられたような衝撃で咄嗟に盾にした右腕の骨が砕ける。

「……退きますよジン、チドリ」
「何でや!? 今がチャンスやろ!!」
「手負いの獣に噛みつい
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