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ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
Reincarnation
心の母
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するわ」
「私と同じ・・・アーシアさん、貴方は何を知っているのですか・・・? 私が此処にいる理由は・・・なんなの、ですか?」
「な、何故私の名前を・・・?」
ミミアンが・・・少し頬を濡らした状態でアーシアの前に突然現れたのも驚いたが、そのまま問う。それと、名乗ってもいない自分の名前を知ってる事にアーシアは驚いているのを見て、その事にミミアンは自分の耳を指差してアピールした。ただ、両耳が真っ直ぐピンッと立っているだけだが・・・
「この耳になってから、よく声とか音が聞き取れるようになったので、アーシアさん達との会話を全部聞いていました。 それと・・・今、幾つか思い出せました。思い出せたのは何処か分からない風景・・・何処かの古ぼけた部屋の一室・・・何かに付けてあったミミロルのキーホルダー・・・これから察するに、私はこの世界の住人じゃないではっと。どうなのですかアーシアさん、私の推測は間違っていますか?」
ミミアンの一言に周りの客が若干ざわめき、事実を知っているモルク・レイエル・アーシアは目を丸くし、お互いの顔を見合う。そして、俯きながらアーシアは次の一言をミミアンしか聞こえないような小さな声で言った。
「・・・・・・いいえ、あってます。マークの意味もその証です」
「やはり、そう・・・なのですね。あの、では、後で話を伺ってもいいですか?」
声の大きさで聞かれてはいけないと分かったらしく、ミミアン自身もとても小さな声で伝え、後に来るようにとも伝えた。周りは「なんと言った? や 全然聞き取れなかった」っと言っており、だがエレナだけは聞こえてたようで、首だけで小さく頷いていた。
「そう・・・ミミアン、今日はもう良いからアーシアちゃんと話してきなさい。裏の休憩室使っても良いから」
「で、でも・・・」
「良いから、その方が貴方の為になるでしょ?」
「・・・はい、少し話してきます。 では、こちらに来て下さい。レイエルさんとモルクさんも」
ミミアンは少し考え込んでから三人を厨房を通って裏に案内する。それを見届けた後、エレナは厨房に戻ってシチューを温めたり、会計したり、お店の仕事に戻った。四人分のシチュー皿とスプーンを鍋の横に準備しておいて・・・。
〜〜〜〜〜☆〜〜〜〜〜
「ここです。本当に簡易休憩室なので少し狭いですが、話すのには十分かと」
「なんか悪いわね・・・気を利かせちゃって。内容はまとめて話すから心配しないで」
「あの、アーシアさんが話すのではないのですか?」
「あー、それなんだけどね。 この世界の事は自分たちの事で言いたいし、アーシアから話も聞いてるから、ちゃんとした考えを出して言う事も出来るって思って」
ミミアンはアーシアとレイエル・モルクを交互に少し不安そうに見る。それに対して直ぐにモルクが説明を入れると納得し
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