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ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
Reincarnation
心の母
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!? あ、ありがとアーシア・・・///」
 アーシアはエスカレーターの段差を一段上がり、そしてモルクの一段下から顔を覗き込みながらスマイルで勇気付ける。その行動にモルクはビックリしながらお礼を言ったのだか、妙に顔が赤いような気がして・・・
「・・・顔が赤いようですが、体は大丈夫ですか?」
「う、うん。大丈夫・・・だよ。 じゃ、じゃあ気を取り直して行こっ!!」
「・・・そうね。目的階はもう一つ登ったフロアの一番奥のお店よ。 それにしても、久し振りだから楽しみっ!!」
「(レイエルさんキャラが凄く変わってるような気が・・・そこまで楽しみにしてるんですね・・・・・・)」
 レイエルがクルクル空中で回ってるのを見て、純粋にアーシアはそう思った。だが逆に、そこまで美味しいと言う事だから・・・
「・・・私も楽しみかもっ」
「うんっ?アーシアちゃん、今なんか言った?」
「あ、はい。私も早く食べたいなっと。 レイエルさんがその様子なので結局ワクワクしてるんです」
「・・・ねぇアーシアちゃん。やっぱり一言言っていい?」
「なんでしょうか?」
 しばらく考えてから真剣な顔で問いてきたので、アーシアも話をよく聞けるようにレイエルの方へと向き直した。
「アーシアちゃん、やっぱり敬語やめてくれない? 敬語使われると溝があるような気がするのよね・・・モルクもそうでしょ?」
「・・・えっ? あー、うん。敬語は話しにくいからボクからもやめて欲しいかもねっ」
「そうですか・・・えっと、じゃあ・・・・・・。 あ、改めて宜しくお願いしま・・・ねっ!!///」
 よろしくお願いしますっと言いそうになり、慌てて変えた事によって言葉がぎこちなくなったので、笑ってごまかした。上手くごまかせたかは微妙だが、レイエルが「宜しくねアーシアちゃん」っと言ってきたので、問題はなかったらしい。もしかしたら気を利かせて言わなかっただけかもしれないが・・・。
「さーてっと、心機一転したところで目的の・・・って、お店の前にいつの間にかに到着してたわね・・・」
「えっ?ここの店って・・・まさかー・・・」
「そう、完全予約制の《フィアンドカフェ》!! ここのシチューがとびっきり美味しいのに安いのよねー!!」
「ちょっ、ちょっと待ってください!! 今、完全予約制って言いましたよね!?予約したのですか!!」
「予約?そんなものしてないわよ。まぁ、理由は入ってみれば分かるわよ♪」
 凄くニコニコしながらサイコキネシスでドアを押し開け、レイエルが先に中へ入って行き、少々おどおどしたモルクが二番目に入り、最後に高そうなお店だからという事でシャキッとした(礼儀を正しくした)アーシアが入って行った。中は木をベースとしたカフェ店みたいな落ち着いた顔持ちで、既に入ってる客がコーヒーカップ片手に雑誌を
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