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ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
Reincarnation
心の鍵
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この磁場が狂ってるみたいで使い物になってないのよ、ほらっ」
 レイエルはそう言いつつ、それをアーシアに適当に放り投げた。投げられたものが自分の身長を越えそうだったので少し慌てたが、越えると思った時にはしっかりと自分の手の中で収まっていた。すっとんっ と落ちたので、多分取れないと思ってサイコキネシスで取りやすい位置に調整してくれたのだろう。だが、
「な、投げられましても困りますです・・・」
「別に取れたからいいじゃない。そんな事より、見てみて?」
「・・・分かりました。 ・・・・・・確かに針の位置が固定しないみたいですね」
 ケースは円形をしていて、下には東西南北を示す英単語一文字入っており、針は細長い菱形をしている一方に赤い印がついているごく普通の方位磁石・・・。普通は一定時間経てば安定して方角を示してくれるのだが、今はその針が時計回りに回ったり、反時計回りになったり安定がしていなかった。
「ねっ? 不思議のダンジョンの全ての場所でこうなるのよ。でも、無くても階段が見つけて先に進めばどうってことないんだけど」
「そうですか・・・覚えておきます。 ところで、そろそろ行きませんか? 遅くなると面会が出来なくなるかもしれないので」
「それもそうね。さてと・・・この娘どうしましょうか?」
「え、あ、あの、なぜ こ で声のトーンをあげたのです? それですと女の子みたいな男の子を示す方だと思うのですが・・・」
 アーシアのその問いに少し笑った感じに、
「だって女の子みたいじゃない、この娘。アーシアちゃんもモルクに可愛い服を来せたら似合うと思わない?///」
「それはー・・・・・・似合うかどうかは分かりませんが・・・か、可愛いのは確かだと///」
「あっ、ねぇねぇアーシアちゃん。アタシいい事思いついちゃったわ。街についたらなんだけど、ファッション関係の場所に行ってみない?そこでモルクに似合いそうな服を色々見てみましょっ!! それと今の話から飛ぶけど、アタシ達完全な絆では繋がりきれてないような気がするのよ、時間的に」
 急の話の変わりように えっ? と思ったが、その事に自分も感じていたので小さく頷く。そして、モルクを見てからレイエルはなぜか深い深呼吸をすると、
「・・・それと私、この場で最後までアーシアに付き合う、助けるって決めたわ。  色々と話したいし、ドリームメイカーズって隠している事も多いらしいから。それに、なぜ不思議のダンジョンが生成され始めているのか、行方不明者が多いのか、見つかったとしてもなぜ自我を失っているのか、それとこの世界の危機迫ってる理由とか・・・調べたい事は山ほどあるから。この事にはモルクも賛成のはずよ」
「あ、ありがとうございます。でも助けて下さるのはありがたいのですが、またお二人を巻き込むわけにはいか・・・きゃっ!!
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