暁 〜小説投稿サイト〜
弱者の足掻き
四話 「邂逅」
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

「あ、分かりました」

取り敢えず見せる。
わけわからん皿だったり変な像とかを見せたらチョップくらった。イテェ。

「変なもん買ってんじゃねえよボケ」
「そっちはどうなんですか」
「おう、見ろ」

見たら変な壺とか天秤みたいなもんがあった。
グーで向かってったらチョキで腹突かれた。イテェ。

「ぐふ、痛い」
「ま、こんなもんだろ。元々そんな期待してなかったし。さっさと荷物纏めて昼飯食って村出るぞ」
「なら最初っから……」
「いいんだよ俺は」
「あの……大丈夫ですかイツキさん?」

腹を抑える自分を心配そうに白が見てくる。その優しさが染みるね。
見ればおっさんは既に荷物を纏めバックが足元に置かれている。
懐広いってのは前言撤回だこの野郎。白を見習え。

「ほれ、腹抱えてないでお前もさっさと準備しろ」

……いつかボコす。そう誓った。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ