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弱者の足掻き
四話 「邂逅」
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直ぐだったはず。そこから変えるつもりか俺は! こいつはそこで死???)


????ゲンサクガハジマッテ、スグニシヌ?


踏み出そうとした足が止まった。

???今、俺は何を考えた。

白は原作が始まって直ぐに死ぬ。これは確かな記憶だ。
自分を認めてくれた再不斬に道具として付き従い、その身を守るために死ぬ。
その全てを肯定し、尽くし、最後の最後まで自分と言う存在を殺し自分を救ってくれた存在の為に動く。
ああ、なんて????なんて、都合がいいんだ。

????ズキン

頭が痛みを訴えるが、それを無視して思考を高速で巡らせる。

(白が再不斬について行ったのは自分を認め、必要としてくれたから。別段、特定個人であったからではない)

そう、再不斬でなければいけない、という訳ではない。

(再不斬はどうだ? 水の国でのクーデター……野心からの行動だったはず。なら、白は必須条件ではない。原作においても成功ではなく失敗……なら、さほど問題はないはず。当時の白の役職を考えれば、失敗で死ぬ可能性も恐らく低い)

白は当時確か追い忍部隊。直接的な協力は恐らく割合が少なく、逃走の際のバックアップなどの可能性が高い。なら、一度は再不斬自身で何とかしたはずとも思える。ならばこちらも何とかなる。

(そもそも再不斬も白と同時期に死ぬ。後に残る奴じゃないなら、こっちもなんとかなる。したことはカカシ班との戦闘にガトー殺害。抜け忍対策でガトーに身を寄せるのはほぼ確実。ガトー殺害に関しては、いざとなれば俺がやればいい)

いくら補正があったとはいえ下忍になったばかりの未覚醒ナルトにやられたのが護衛。なら、いくらでもなんとかなる。

(白がやったことと言えば、ナルトに言った台詞。台詞自体は別にどうとでもなる。殺す覚悟についてもあるが、実際に殺したわけじゃない。気になるが、何とかなる。難しい、だが???)

流石にあれがナルト初の殺害なら変えられない。だが、あくまでも未遂。なら、なんとかなる。
ここまで考え、なんとかなるだろうといった考えが目立つのが笑える。
確かに、ずれても何とかなるだろうと思えているのは確かだ。だが、それでも普通なら手を出そうとも思えないだろう。
だがそれでも、そう、それでも魅力的なのだ。

(???白の実力、それがどうしようもなく欲しい! 原作において天才と言われていた実力。卓越した戦略眼を始めとした才能。写輪眼でも盗めない血継限界。そしてなによりも、その従順さが!!)

こいつを見つける前、自分は何を考えていた。
自分を助けてくれる人材を、強く優秀な人材を求めていたじゃないか。
そしてそれに合致する最高の人材がいるじゃないか。
原作開始後すぐに死に、以後関わらない奴が。
十代ちょっと
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