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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第152話】
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れ、早速胡座をかき、山田先生は慌てたように大広間の襖を開けた。
「じゃ、じゃあ皆さん、入ってきてくださいね。そこから一度休憩してから診断しましょうか?勿論、皆さんちゃんと服を脱いで全身見せてください。――あっ!だ、男女別ですよ!わかってますか、有坂君!織斑君!?」
「……わかってますよ」
気だるそうに返事をする俺、何気に女子全員が部屋に入り、山田先生が『脱いで』と言った辺りで女子一同が自身の胸を隠すような仕草をした。
……今更隠しても、大体の専用機持ちのおっぱいは見た後なんだ。
見てないのが篠ノ之と鈴音ぐらいで、他全員――。
「あはっ♪お兄ちゃん?何をエロ妄想してるのかなぁ〜?」
「……何でいつもお前にバレるんだよ、美冬」
言って、何処からともなく取り出されたハリセンが頭に炸裂――心地好い音が大広間に響いた。
久々にハリセンで叩かれたのだが、一体何処から出してるのか――もう手に持ってないしな。
「それじゃ、皆さんまずは水分補給をしてください。夏はその辺りも意識しないと急に気分が悪くなったりしますよ」
山田先生がそう言うと、皆が返事をする。
そして、各々にスポーツドリンクのパックを受け取る。
不満を言えば、温めの温度なのが不満だが、これも身体に考慮しての事らしい。
別に俺はそんな柔な身体じゃ無いんだが、それを言うと一夏にくどくどと爺の説教並に言われる。
家族に迷惑かけるだの何だのって、迷惑かかりそうなら施設に入るって。
そんな文句を心の中で言いつつ、飲み終えたスポーツドリンクのパックをゴミ箱へと捨て大広間から出ようと歩くのだが――。
「「「…………」」」
道中足が止まり、皆が一様に一夏を見――もとい、睨んでいた。
「……一夏、早く大広間から出るぞ?」
「え?何でだ?」
俺の言葉の意味も解らず、頭に疑問符を浮かべている一夏を見、俺はこめかみを指で押さえた。
そして、女子一同から――。
「「「とっとと出てけ!」」」
「え?何で――」
「……わりぃな皆。こいつはどうも状況判断能力の欠如が凄まじい様でな。――一夏、とっとと出るぞ」
「ぐぇ。痛い、痛いからヒルト!アイアンクローで掴むなよ!」
一夏の顔面にアイアンクローを決め、グッと力を込めて引きずり、大広間から出ていく。
ぴしゃりと閉められた襖に、一夏を凭れさせ、俺は通路を歩いていく。
「ヒルト、何処に行くんだ?」
「トイレだよ。三十分も我慢してたんだから」
「そっか。なら俺はここに居るからな?」
そんな言葉を背に受け、俺はトイレへと向か
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