暁 〜小説投稿サイト〜
副部隊長と戦技教導官の色ボケな日々
<1:憂鬱な日々編>
第98.5話:同棲初夜
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なにカワイイことばっか言ってると、また襲うぞ」

俺が脅すように低い声でそう言うと、なのはは顎に指を当てて首を傾げる。

「えっ? んー、別にいいよ」

「はぁ? 何言ってんだよ、バカ。 明日も仕事なんだから早く寝ろよ」

俺はそう言ってなのはの額を小突いた。

「いったーい」

「お前が悪い」

「ぶぅ・・・」

なのはは頬を膨らませて睨むように俺を見る。
しばらくの間見つめ合っていると、俺もなのはも噴き出してしまった。
ひとしきり笑ったところで、俺はなのはから身を離す。
なのはの下半身にちらりと目をやると、両足の付け根に垂れた白濁が目に入った。

「また中に出しちゃったな」

「そだね・・・、赤ちゃんできちゃうかも」

「悪い・・・」

俺がそう言うと、なのはは俺の頭をやわやわとなでた。
なのはの方に目を向けると、その顔には優しい笑顔が浮かんでいた。

「ゲオルグくんは悪くないよ。 ゲオルグくんとの子供だったら私は嬉しいもん」

「でもまだ結婚もしてないし、なのはだってまだ飛びたいだろ?」

「結婚はじきにするじゃない。ヴィヴィオにきょうだいが居たほうが
 いいかなとも思うし。それに、飛ぶのは子供を産んだ後でもできると思うの」

「でも・・・」

しばらくは産休もとらないと・・・と言おうとした俺の口になのはが指をあてる。

「そんなことは今から気にしなくていいの!」

なのはは笑ってそう言うと、ベッドから身体を起こした。

「さて、と。じゃあ私は行くね。いい加減もう寝ないと起きられないし」

そう言ってベッドから立ち上がろうとしたとたん、
ペタンと床に座り込んでしまう。

「なのは!」

俺は慌てて飛び起きると、なのはの側に座り込む。

「大丈夫か!? どこか痛いのか!?」

なのはの肩を握り尋ねるのだが、なのははバツが悪そうに苦笑していた。

「なんか、腰がぬけちゃって・・・」

「はぁ?」

俺は全身から力が抜けていくのを感じた。

「心配したじゃねえか、ったく」

「ごめんごめん」

なのははウィンクしながら両手を合わせていた。

「立てそうか?」

「無理っぽいかな」

「わかった」

俺はなのはに向かって頷くと、なのはの背中と両膝を支えて抱き上げる。
いわゆるお姫様だっこというやつだ。

「ちょっ、ゲオルグくん!?」

「いいから」

俺は頬を赤く染めたなのはを抱き上げたまま、リビングを通って
なのはとヴィヴィオの寝室へと歩いて行く。
寝室に入り少し大きめのベッドのそばまでくると、寝息を立てる
ヴィヴィオの姿が目に入る。
俺はその隣になのはを横たえた。

「ありがと、ゲ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ