暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
マザーズ・ロザリオ編
終章・全ては大切な者たちのために
PREPARATION
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ザーズ・ロザリオ》

5連撃OSS《デットエンド》


水平切り2回、切り上げから縦切り、最後に一歩踏み込んでの突き。
試しに作った無数のOSSの中でオリジナルに匹敵すると感じるのは極少数、これはその数少ない1つだ。
厳選したもの故に威力は折り紙付き、ユウキの11連撃と合わせてボスの残存HPを削りきった。






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「あー……疲れた」
「え〜?楽しかったよ?」
「…………それなら良かったけどさ」

帰り道、22層に着いてからは通常スピードでふよふよと飛んでいた。
あのバカでかい馬(?)からはディバイン・ホースから取れる肉より1ランク高位のアイテムが取れた。大分遅くなってしまったが、これを進呈することで許してもらおう。

などと考えているといつの間にかユウキが隣を飛んでいた。再会した時よりも明るい、本当の笑顔を惜しげもなく俺に向けながら。
人目が無かったら……いや、余所様(ユージーン一行)の目が無かったら思わずハグの1つでもしそうになっただろうが、これ以上生暖かい視線が増えるのは御免だ。既に(主にリオからの)視線が痛い。

「よ〜し。レイ、競走しよ!アスナの家まで、ゴー!」
「え?ちょ……はぁ……」

呆れか、苦笑いか。
微妙な表情を浮かべながら加速する。雪原の22層を2本の黒い線が横切って行った。


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