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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-42夢の邂逅
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がっていたあの岩山を、開通させられたと!」
「ありがたいことです。他ならぬライアン様のことでもありますし、入城をお断りする理由はありませんが。おわかりとは思いますが、くれぐれも」
「はい。女性の国ゆえ、男性の入城で問題が起きることも多いと。問題を起こすような者はおりませんが、心掛けておきましょう」
「ご理解いただき、ありがとうございます。ではどうぞ、お通りください!」


 城門を通過し、女戦士たちから十分に離れたところでマーニャが言う。

「そういや女の国だったな。なんか、面倒くせえことになる予感がするぜ」
「またそんな……でも、実は僕もそんな気が」

 ぼやくマーニャに珍しくミネアも同調し、アリーナも言う。

「女戦士の国となれば、無暗(むやみ)に手合わせを申し出る訳にはいかないだろうな。ライアンやユウを見れば、女性だから弱いということにはならないが。言われた通り、いらぬ問題が起こりかねない」
「ふむ。一国の王子が、女性の国で問題に巻き込まれるようなことにでもなれば、醜聞もいいところですからな。用件が済み次第、速やかに離れるべきでしょうな」
「天空の盾ね。ここの、女王さまが持っているのよね?うまく、譲っていただけるといいのだけど。」
「女の人たちの、国、ね。それって……大変、なのね?」
「女性だけの国、ですか……。……アリーナ様は、私がお守りします!家臣として!」

 それぞれに懸念を抱きながらも、一行は女王と女戦士の国、ガーデンブルグの城に入る。
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