黒い堕天使
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護衛という形で」
「恐れ入りますライディース様……では、この服装を」
「いえ、普通のイブニングで……」
ライはさすがにその服装は無理だったのか、丁重にお断りした。
「ほんじゃ、今日の王女さまの護衛はライにまかせるぜ……」
話を聞いていたのか、ライに話かけるアクセル
「アクセル?」
「だってよう、恋する乙女を邪魔するのは趣味じゃないんだな、これが」
ライにそういうとアクセルは結局いつも着ている服で過ごすことを決めた。パーティーが嫌いと言うわけではなかったが、自分は一応護衛の任務で来ているためいつもの服の方が動きやすいと言う理由ではなく、ただ純粋にこの国を見て見たいと思いそれならば、いつもの服の方が動きやすいと思ったからだ。
路地
「まあ、夜会が終わる前までには帰ればいいかねー」
そうして、城から出てリクセント公国を見ていたが誰かに尾行されていた。それに記憶を失っていてもそれに気づかないアクセルではなかった。アクセルはいきなり走り出して、路地裏へ走っていった。尾行していた者もそれに気づき、路地裏へ向かった。
「お前俺のことを知っているのか〜?」
路地裏でアクセルは待ち構えていた。もしかしたら、尾行している人物が自分の過去を知っているかもしれないと思ったからだ。
「知っているさ……恐れていた事態になってしまったが仕方がない……せめてでも俺の居場所がわからないように貴様はここで倒す!!」
アクセルは目の前の男は拳銃を構えながらそうアクセルに向けていった。
「あらー記憶を失う前の俺は恨まれていたのねん?」
アクセルは身構えて男が持っている拳銃と男の目を見ていた。男は拳銃で撃ってきたが、アクセルは相手の動きを見ながら銃弾の軌道を読みながら躱していった。
「ちょいなぁ!!」
「ちっ!!」
アクセルは男の銃弾避けながら男の懐へと近づいた。
「悪いな、いただく!!」
そして、男に向かって殴る、殴る、殴る。男もアクセルの連撃に守りを固めるが、相手が悪い。一撃一撃が必殺の拳が男を襲うが、男も致命傷を避けている。
「白虎咬!!はあああ!!」
アクセルは手の平に気のエネルギーを収縮させて、男に向けて収縮した気を相手に向けて、一撃を喰らわした。
「くっ!!流石と言うべきか……」
「てめぇ……何者だ?」
アクセルは気づいていた。白虎咬を当てたが、手応えを感じなかった。男は寸前に後ろに下がり致命傷を避けていた。
「……俺を知らないのか?」
「ああ……わからないが、あんたは俺のことを知っているみたいだけど……」
「……俺の名はギリアム・イェーガー……地球連邦軍情報部所属ギリアム少佐だ」
ギリアムはアクセルに対して言うとアクセルの反応を見ていた
「俺はアクセル・アルマー……あと悪いがギリアム少佐……記憶に
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