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弱者の足掻き
二話 「準備。そして移動」
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する。元々外れた場所にあるので人気は少ないが、万が一という事もある
誰もいないことを十分に確認してから、墓地の前の地面。周囲と色がやや違う部分の土を掘りだす

「……あったあった。流石にここまですりゃ気付かれねぇよな」

掘り出したのは早朝早くに埋めた巻物。見つかったらアウトの術の物だ
検分がある可能性があった以上、バックに入れるわけにはいかず隠すことにしてここに埋めたのだ
つい先日掘り返したばかりで土の色が違っていっても怪しまれない場所、それも親の墓の場所に埋めれば安全だと思ったが正解だ

「なんか心理的にやっちゃいけないような気もしたが、生きるためだ。許してくれよ父さん達。んじゃ、さっさと戻るか」

やることやったら長居は無用。最後に墓に向けて手を合わせ、さっさと来た道を戻るとしよう







「用はすんだか?」
「はい」
「そうか……なら行くぞ。小せぇバック一つなんだ。自分の荷物は自分で背負えよ」
「分かりました。……そう言えば、僕たちはどこに行くんですか?」
(まあ、どこだろうと知らんがな)
「ああ? そういえば言ってなかったな。俺達が行くのは????」
(知らん以上、どこだって一緒か。聞いたことある場所ならいいけど無理だろ)



「???波の国っつう所だ」
(知ってるとこキター!?)



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