暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
新章〜
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してるんだ」

「いえ。見かけていませんね」

「同じく」

「・・・しかし凄い騒ぎだな。何かあったのか?」

ガイが聞くとジェイドが答える。

「我が軍のケセドニア方面部隊が演習中に襲われたのです。ただ、この街も復興中ですからね。今負傷者を首都に運ばせています」

「はぅあっ!?どこの誰がマルクトの正規軍を襲うんですか!?」

「そうなんですよ。少し前ならキムラスカだったのですが」

「・・・ナタリアがいたらボロクソに言われるぞ」

「内緒にしておいてください」

ジェイドが笑いながら答える。

「大佐って見た目は怖いですけど、中身は面白いですよね」

「「「中身だっておっかねーよ・・・」」」

男性陣は声を揃える。その時、マクガヴァンさんが走ってくる。

「大変じゃジェイド。フリングスが負傷したという情報が入ったぞ!」

「フリングス将軍が!?」

ルークが驚く。・・・フリングス将軍は首都にいるらしく、俺達はアルビオールで首都に向かう。・・・途中、第七音素が減少していること、それにより地殻振動が再び活発になってきていること。そして・・・

「それ・・・本当か・・・なあ!?」

俺はルークの肩を掴む。

「サキ、落ち着いて」

ティアが俺をなだめる。

「・・・本当だよ。俺達はパッセージリングでリグレットと会ったんだ」

「リグレット・・・ジゼルが・・・生きてた・・・」

「アッシュが言うには他の六神将も・・・ヴァン師匠も生きてるかもしれないって・・・」

「じゃあ・・・アリエッタや・・・詠も・・・」

俺は脱力して椅子に座り込む。

「はは・・・やっぱり生きてたんだ・・・よかった・・・本当によかった・・・!」


『咲さん・・・やっぱり』

「(ああ・・・不安だったさ)」

無事でいると思う一方で実は死んだのではないか。・・・正直、怖かった。・・・他にもディストとモースが脱走したことも聞いた。そしてグランコクマに到着して俺達は司令部に駆け込む。

「み・・・皆さん・・・」

「フリングス将軍、横にならなくていいのか?」

「いえ・・・今横になるともう二度と目を覚ませないですから」

「変なこと言うなよ!」

「軍の治療師は?」

「先程まで治療を受けていたのですが・・・もう手遅れだそうです」

「サキ」

ジェイドに言われ、俺はフリングス将軍を診るが・・・

「・・・これは・・・」

・・・ここまで致命傷でよく生きていられた。これじゃクレスの薬を使っても・・・

「そんな・・・」

「カーティス大佐。陛下にお伝えください。我が軍を襲った兵のことを・・・」

「・・・わかりました。この場で
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