暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
フラヒヤ山脈へ
明星の英雄
フラヒヤ山脈道中@
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その頃ガイルはと言うと

「ぷはぁ〜!やっぱこの村の温泉は最高だ!」

酒と風呂に入り浸っていた。

「それにしても、酒も然ることながらザザミソも旨いですねー。」

「だろ?極上ザザミソは昔っから酒の肴にゃ持って来いなんだよ!」

ガイルはすでに悪酔い状態。他三人はガイルの機嫌を損ねまいと必死に戦っていた。

「そろそろ上がるかぁ。のぼせちまうしなぁ」

三人は解放感につつまれ…

「部屋で飲みなおすぞ〜!」

ることもなく、結局魔のスパイラルに飲み込まれていくのであった。






一方セージ達は食事も終え、村の散策に戻っていた。
そこへ竜人族の老人が話しかけてきた。

「あぅあぅそこの若ぇの!ちぃとよってけやぅ!」

「なんだ?あのじいさん。」

「よっていこうか?」

「そうしましょうか。」

四人は老人の前まで歩み寄った。

「お前らは他の村から来たハンターっちぅやつかぇ?」

「ええ、そうですが。」

「ほんなら、ちぃと頼みがあるんだが、聞いてくれやぅ。」

「なんです?」

老人が店の奥へ消えた後、碧い球体を手に戻ってきた。

「それは?」

「コイツぁジンオウガっちぅモンスターから取れる希少な素材でやぅ、
 雷狼竜の碧玉っちぅ奴だ。
 ワテがこの村に住み込みで仕事してるハンターに加工の仕事請けたとき、
 加工の最中に傷ついちまってやぅ。
 ヌシらにこの碧玉を取ってきてもらいたいのやぅ。」

「はぁ…。」

「ヌシらが碧玉を取ってきたらこのお守りをタダでプレゼントしてやるけぇ
 どうか頼まれてくれんか?」

「分かりました。で、ジンオウガというモンスターはどこに生息してるんですか?」

「この村の近くに綺麗な渓流があって、その近くにジンオウガは住んでるけぇ
 その辺りを探ってれば出てくると思うでやぅ。」

「分かりました。」

セージはユクモ村の加工屋から依頼を受け(てしまい)、やむなく温泉へ行くことにした。




セージが温泉につくと、妙な格好をしたアイルーと少し色落ちしてそうな緑色の服を着た
これまた竜人族の老人が話し合っていた。

「どうかなさったんですか?」

「どうもこうもないですニャ!」

アイルーはかなりお冠の様子だった。

「あ、申し遅れましたニャ。私、この集会浴場の温泉の番台をしてる者ですニャ。」

そして、

「ワタシはこの集会浴場ギルドユクモ村支部のギルドマネージャーっていうワケだよ。
 ヒョヒョヒョ。」

老人も自己紹介をしていたがかなり酒によっているようだった。

「で、一体何が?」

「温泉に遠方から来た四人のハンターさんが入ってい
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