フラヒヤ山脈へ
明星の英雄
フラヒヤ山脈道中@
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。」
回復薬を一飲みした後ガイルが周辺のハンター全員に告げた。
「うし!行くぞ!」
ガイル達は荷車に乗り込みそれぞれ剥ぎ取った素材を荷車の中に居れ、乗り込んだ。
その後約二時間荷車に乗り続け、ようやく二十七番ギルドロードに合流した。
「やっとギルドロードかぁ。」
ガイルはこんがり肉を手にしながら前方の風景を眺めていた。
「何食べてんだよ父さん…。」
セージが呆れ口調でガイルにぼやいた。
「ん?ハンターの行動源は腹の膨れ具合だ。腹が減ったらメシを食う。自然の摂理だろうが。」
ガイルはこんがり肉にがっついていた。するとガイルの口元以外からもこんがり肉のいい匂いが漂ってきた。
見るとセージ以外の全ハンターがこんがり肉を食べていた。
「皆も…。食べればいいんでしょ、食べれば。」
セージはポーチからこんがり肉を取り出しがっつき始めた。
「それでこそ男。それでこそ我が息子だセージ。」
高笑いをしていたガイルだった。
その後一時間半談笑が続き、気づけば夕方になっていた。
「そろそろ今晩泊まる宿を見つけないとな。」
と、セージの双眼鏡で周囲を見渡していたガイルが
「おっ、村があったぞ!」
村を発見した。
「今日はあの村の宿に泊まろう!それっ!」
ガイルはアプトノスにつながっている縄を勢いよく張りなおした。
縄が跳ねる乾いた音と共にアプトノスが走り出した。
「おー、綺麗な村だなぁ。」
「エイン村と同じくらいかなぁ…。」
「つーかこの村なんて名前なんだ?」
ガイル達は辿り着いたはいいもののここがなんと言う村なのかは理解していなかった。
「すみません、この村は何て言う村なんですか?」
近くの女性ハンターにセージが尋ねた。
「へっ!?…えと、ここはユクモ村です。」
「ユクモ村かぁ…。あんま聞いたことのない村だなー。あ、ありがとね。」
「ど、どうも。」
女性ハンターはその場を去っていった。
「父さん、ここはユクモ村らしいよ。」
セージはガイルに報告した。
「おお、ここはユクモ村だったか!よぉし、今日は温泉に入り浸りだ!」
「父さん、この村に来たことあるの?」
「ああ。二十年前だったか、この地にいるディアブロスは気性が特に荒いってんで、当時ハンターの間で腕試しの格好の的になってたんだ。」
「ふーん。温泉って言うのは?」
「ああ、このユクモ村は温泉で有名なんだ。」
「温泉ねぇ…。」
「そうと決まったら、村長さんに挨拶してかなきゃな。どこにいたっけ…。」
「あの人じゃないかな。」
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